新・カチンコ日記2

根無し草男の映像日記

明日はキレていい日。

明日は試写。
 
先日、労いもリスペクトもない
制作会社のじじいからの修正指示で
心底心を痛めている私ですが
 
じゃあ、辞めてやる!とは言わず
猛り狂う怒りをPremiereにぶつけ編集。
 
基本的な修正は
いや、修正なんて言葉は使いたくないな。
改悪というか過剰な説明というか
「分からない」のは説明が無いからという
全く頭を使わないで判断した改変の類いを
なんとかテイストに合うよう曲解して編集した。
 
簡単に言うとね、
ドラマでお芝居で感情を伝えようと見せているのに
芝居、、、役者の表情から何も読み取ろうとしない
何も喋ってないから何を考えているか分からない、
 
だから、
心の声を入れて説明しろ、と言われたのです。
 
バカなんでしょうか、バカなんだと思います。
逆に見ている人を馬鹿にしています。
映画やドラマと違い、
VPは勉強しようとしている人や
勉強させられる人が見ます。
どちらにしても「勉強」という言葉がちらつきます。
 
だから、なので、
私の基本方針は 見ていて面白いVP を目指しています。
極端に言うと 分かりやすいVP は目指していません。
 
分かりやすい、誰が見ても分かるものが必要であれば
そのような台本を書く方、そのような演出家に頼むべきです。
事前に私の作品集を確認し、
3年前にも同じようなことで口論になったにも関わらず
再び、私にオファーしたのですから
目指しているゴールが違うことを
理解されているとばかり思っていました。
 
台本にOKを出し、
ロケハンやオーディションの情報も共有したのに。
(何なら参加してもらえるように手配したのに)
合計5日間の撮影期間中、
一度も顔も出さず
何も確認もしなかったのに
 
編集を観て、あーでもないこーでもないと文句ばかり並べる。
 
例えばこういうことです。
ラーメン屋で(味)濃いめ、(麺)硬、(油)多め!と
注文を受けて、
濃いめ、麺かた、多め!少々お待ちください!
って、注文を確認したのに、
 
カウンターに出したら
これじゃない!もっと麺は硬くしてくれないと!
油は多すぎる!
 
いや、先に言ってくれないと、
聞いたじゃん。
 
濃いめや硬め、多めなんていう
ある意味、その人の主観的なさじ加減がある部分って
微妙な訳だから、
その微妙な部分が気なる、気にしたいんだったら
その都度、確認を取るべきだし、
なんなら現場でチェックするべきだと思う。
 
後出しジャンケンで勝たれても
こちらは困惑するだけ。
 
って、全然簡単に言えてない。
 
まあ、そんな訳で明日は試写。
何を言われても腹が立つし怒りがこみ上げてくると思います。
 
本当なら、言うこと聞いて、
さっさと修正して金貰って終了!にしたいんですけど
今回、とても良い出来なんです。
参加してくれた俳優部の頑張りや努力、演技力
技術スタッフの予算も時間も無いなかでのセンス
連携の取れた演出部との関係、
 
とても良いモノが出来たと思っています。
 
私だけが思っているのかと勘違いしないよう
制作部のF氏も
「今回、会心の出来だね」と言ってくれました。
身内の意見ではありますが
ある一定レベル以上は出ているモノになりました。
 
だから、なので、
 
もう一踏ん張り諦めずに戦います。

そして、最後、
MAの時に

「二度とお前の会社の仕事なんてするか!」

と、心の中で叫んでやります。

じゃ。