1月12日～13日
映画のロケハンに九州へ飛ぶ。
事前に我が演出部からコンバートした
M木が制作部として乗り込んでいたので
お迎えはM木が現れた。
何故かにやけ顔のM木。
そんなに俺が来たのが嬉しいのだろうか？
ちょっと気持ち悪い。
福岡空港から久留米へ
約1時間。
つい先日も来た福岡だが
何故か懐かしい。
そして、ロケハンが終わり暫くしたら
今度は1ヶ月近くも
いないとならないのに…
ロケハン1日目。
久留米市街。
メイン舞台となる場所からロケハンし
次々と台本にあるシーンの柱を埋めていく。
夏に来た際も見てはいるが
ロケ地は基本的に生きている。
ほんの数日見ないだけで
変わってしまうことだってある。
だから、確認の意味も含めて
もう一度といわず、何度でも見に行く。
何度も行ける場所でなくても仕方がない。
見ないと始まらない。
念入りに、念入りに
これでもかと準備して望む。
しかし、アダになることもある。
逆効果になることもある。
でも、行くのだ。
それがロケハン。
いや、正確にロケハンとは言いがたい。
それは、すでにロケ地は決まっており
ロケハンのハンの部分
ハンティングの要素が少ないからだ。
これは、すでに監督がロケ地を何度も訪れており
その際に候補地を決め
それを元に台本を書いている
という点が大きいからだ。
ロケと言ってしまうと
撮影行為と同意なので
あえて、『ロケパン』と言ってみる。
もちろん造語だし
業界の人間でも通じる言葉ではない。
今、思いついた。
ハンティングをしているよりも
決められた場所をパンして見ているから。
だから、ロケパン。
食べられません。
ロケハンを2日終え
9割がたのロケ地を確認し終わり
スタッフで打ち合わせをする。
九州と言えばジョイフルというくらい
九州地方にはジョイフルという
ファミレスが多い。
関東で良くみる
デニーズやジョナサン、
すかいらーく、ガストは
ほとんど見ない。
で、夕食後の打ち合わせに
ファミレスに行こうと思っていたら
通りすがりにみつけたのが
ロイヤルホスト。
お！珍しい！
で、ロイヤルホストに入る。
打ち合わせだと言うのに
パフェを注文する。
俺の視界を遮るようにそびえるチョコレートパフェ。
パフェの向こうに見えるのは
極限の香盤か？
至極の日程か？
はたまた地獄の扉の入り口か？
後悔するような香盤だけは作るまい。
明日、帰京する。
じゃ！
