新・カチンコ日記2

根無し草男の映像日記

人生はロールプレイング(追記あり)

8月14日
今日は、一日ドラクエでした。
子供に手が掛かるようになってから
全く触ってなかったゲーム、ドラクエ8。
ラスボスとの対戦目前というか
対戦中に一時中断したままだった。

そんなドラクエ8を今日やっとのことでクリアする。

楽勝でラスボスを倒し、
隠しダンジョンのボスも倒した。

で、いわゆる、
本当のエンディングってやつを拝んで終了。
もう、二度と触ることは無いでしょう。
すぐにでも売っぱっらって現金にしたいとこですが
奥さんも途中だし、義理の弟もどうやら途中みたいです。
ここまで長いこと楽しめるゲーム
だということではありませんが、
とりわけロールプレイングゲームって種類は
ゲーム時間が膨大になりがちで

よほどシナリオが良く、バランスも良くないと
途中で確実に飽きてしまうよね。

過去に、ある有名RPGゲームでは

途中のボスがあまりにも強すぎて
全く歯が立たずにクリアを断念。


レベルが低いのが原因かとも思われましたが

それにしても強すぎる敵ってのは
相手に諦めというか、絶望を与えるものです。

しかし、現実のこととなると、
そうそう簡単に諦めることができません。
ゲームだとパッと断念できるのですが、
現実の問題は断念できません。
結局、10年も助監督をしてきたという事実もありますが

どんなに強くて、強大な敵が相手でも

もしかしたら勝てるかもと
楽観主義な僕は考えるわけです。

ゲームで言うと
HPが残り10で名前のとこが
真っ赤になってて、仲間も既に死亡。
どう考えても相手は一撃で倒せるHP以上。

ドラクエなら逃げるか死を覚悟しますね。

どんな些細なチャンスでも
どう考えても無理な注文でも
全く予算が無くても

なんとかなるかもしれない。
どうにかなる可能性もある。

それだけで、闘える。
それだけが希望っての?
つーか、それが現実ならやるしかねーじゃん。
長渕みたいだけどさ、

やるなら、今しかねーぇってやつだよね。

さて、今ごろ、
僕が発送した作品集のビデオは
運送会社のトラックに積まれたのでしょうか?
もしくは倉庫で積み込みを待っているのでしょうか?
すぐにリアクションが返ってくるとは思いませんが、

ド級戦艦並の楽観主義者の僕は
こう考えます。

来月は演出の仕事で一杯になるだろう、と。

いや、こんな考えは正にHP10状態でのラスボス戦です。
明らかに敗戦ムードです。
でも、ムードなんです。

ムード。

ムードだけで諦めてなるものですか。
諦めるのなら、
何故に高い金を払って発送するのか?と。
そうです、今、自分に言い聞かせているのです。
このように日記に書くことで

僕は僕自身を励ましている。

きっと、素晴らしい電話が来る、と。

いや、いや、こんな生活はもう慣れっこです。
いつ仕事が無くなるかもしれない。
どんな手を打っても
手遅れになる事態が起きるかもしれない。
でも、楽観主義の僕はこう考えます。

俺は絶対に失敗しない。と。

根拠の無い自信です。
全くもって根拠の”こ”の字もありません。
失敗することを考えても失敗するだけです。
ドラクエなら諦めます。死にます。
でも、ほら、リセットすればいいのさ。
また、教会で復活できるさ。
また、挑めばいいさ。
HP10で勝ったらどうよ?

すごくない?

俺のエンディングは
俺の壮大な葬式に
何千人もの参列者が集まって
おいおい泣く姿だ!

× × × × ×

ちょっと、気分が持ち直しました。
たまに滅入るんです。
奥さんと子供が実家に
行ってしまったからでしょうか。
ここ数日、暗い未来を想像し過ぎています。
想像通りに行くのなら
創造するのは無意味です。

よくわかんねーけど、きっとうまく行く。
根拠は無いけど、きっとうまく行く。

× × × × ×

ドラクエの話しから
いつの間にか
自分励まし日記になってしまいました。
疲れているのかもしれませんね。

やっぱり、演出となって

確実に助監督の仕事が
減ってきているからじゃないでしょうか?

懇意にしていただいていた
CMディレクターの村本さんに

”卒業”を言い渡されたからでしょうか?

「演出する自信が無いのに、
 何故演出を引き受けた!」

罵詈雑言・叱責・暴言を吐かれそうです。
吐かれた訳じゃありませんが。

「自信はあります!大丈夫っす!」

卒業でも絶縁でもなんでも来いってやがんだ。
こないだメールが来て、
思わず泣き言を吐きそうになったけど
相談も連絡も一切しません。
俺の問題は俺だけの問題。
問題ってのは言葉のアヤで

本当は”問題→幸せ”なんだ。

レベル10でラスボスと対戦だ!
かかってこんかい!

じゃ!
みなさん!明るく楽しく元気良く!


※追記
 昨日送った作品集のビデオが各制作会社に届いたようだ。
 本日(15日14時頃)電話がありました。
 
 「まだ、見てませんが・・・」

 と電話があり、近年稀に見る緊張でした。
 例えて言うなら、トイレで大をしてるとこを
 見られるくらい恥ずかしい思いです。
 自分の身から出たものだから
 この例えは間違ってないです。
 恥ずかしい物だとは言いたくないですが
 気持ちとしてはそういうことなんです。

 ビデオを送った先から演出依頼があれば
 そこで、僕はやっと安心というか自信がついてきます。
 一体、どのような結果になるのかは
 検討もつきませんが

 いい結果だけしか考えないことにします。