新・カチンコ日記2

根無し草男の映像日記

2日間日記

8月23日/24日

23日
1970年発売だそうだ。

何がってトミカだよト・ミ・カ
噂の刑事じゃねーよ!
それはトミコだろ。

で、誰しも一台くらいは持っているだろう
車両玩具の金字塔トミカ

いや、しかし、うちには
この2007年8月21日までは、
       一台も無かった…

サンシャインで行われている
その名も『トミカ博』
”博”は博士の博でなく
”博覧会”の博だと思われる。
間違ってもトミカひろしじゃないハズ。

で、うちの息子は
よりも電車
電車よりも機関車
機関車と言えばトーマスという
連立思考回路の持ち主であり

日夜、将来トーマスになれる方法を
考えている夢見がちな子である。

つまり、トミカに全くではないが
そんなに興味は無くて
こちらとしても、せっかくやってるし…
という感じで行ったわけだが
入場するなりトミカのプレゼント
会場のイベントに参加する度に
トミカのプレゼントがあり
結果としては都合7台トミカ
我が家に存在することになったのだ。
これは、車両よりも
トミカで遊ぶための道路セット購入を
促すための策略であると推測する。

そして、
トミカ ♫ トミカ ♪ プラレール
の楽曲でおなじみのプラレール
貨物列車にトミカが積めるものを購入した。
道路セットは高価すぎる。

息子は
トーマスと貨物列車を
抱きながら寝ている。

やっぱり車より機関車なのだ。







それにしても、
ごつごつして痛いだろうによ…







あ、そうそう、
イベントで写真を撮って
トミカの運転席に
貼り付けてくれるやつが
あったんだけど
これがなかなか良い。
トミカの中に自分たちが
入っているのだ。

これは親でも嬉しい…






24日
実はいうと来週には
幼稚園の夏季保育が始まる。
つまり、9月より1週間早くだ。
現状、息子は早く幼稚園に行きたがっており
こちらも早く幼稚園に行って欲しくもあり
互いにうれしい事柄である。

で、都合夏休みは残り数日しかなく
家族でお出かけなんてことも
また、暫くはお預けになるのだ。

で、で、今日は…



麻布十番祭りに行った。
想像を絶する数の人間が
ひしめいていた。
実際、仕事で何度も訪れている
麻布十番であるので、
いくらなんでも…高をくくっていたのだ。
が、吹雪の中を歩くようというか
濃霧の中を彷徨うというか…
前方、後方、両サイドともに
ほんの数メートルの視界しかない。
さすがに、ここにベビーカーを
突っ込むことはできない。

ベビーカーはご遠慮ください
なんて書いてもある。

つーか、この状況をみたら
そんな遠慮とか暴挙とかじゃなくて
勝敗の見えている戦いに
わざわざ死にに行くようなもの。
慎ましやかにベビーカーは
たたませてもらいました。


で、そんな人の中を
四人家族はぐんぐん進んだ。
しかし、
どうも息子には面白くない様子。
それもそのはずだ
彼の視界から見えるのは
人の腹や背中であり
それ以外の物は
ほぼ見えないと言っていい。

そんな中、
息子が急に

「お腹、痛い」

と言い出した。
多分、行きの大江戸線
寝てしまったんだが
その際の冷房に腹を冷やされ
追い討ちをかけるように
先ほど、カキ氷を抱えるようにして
食べたのが原因だろうと思う。

苦痛に顔をゆがめる息子。

ここは麻布十番。
それも商店街のはずれ…
あたりにコンビには無く

「あ、あそこ!
  あそこで借りたら?」

奥さんが指差したのは
どーみても
高級そうなレストラン。

普段なら避けて通ること
間違い無しの
毅然とした佇まい…

え”っ?あそこ?
        本気で言ってる?

「だって、他に見当たらないもん」

「そ、そうだな…」

まあ、大体、通常の神経をした
人間の経営するお店なら
子どもの手を引く親が
トイレを貸しれくれと言って
断るはずもなく…

と、恐縮しながら入ると
俺は更に恐縮するはめになる。
外から見た感じ以上に
ここのレストランは高級感満点で
中のお客さんは
全てドレスを着ていた…

間違いなく、俺はたじろいだ。

”ここでしちゃえ…”

数秒棒立ちになってしまった。
が、そんな俺を見る息子の額には脂汗。
この哀願する目は

”パパがなんとかしれくれる”

というよりも

”洩れそうです。”

という極限の色をしている。
この場を打開できるのは
この世界に今、俺しかいない。
でも、店内にトイレらしい表示はない。
あてずっぽうで進むの危険。

「すいません。トイレどこですか?」

なんか、なんでも無いこの一言に
かなりのプレッシャーを感じた。
店内にはスーツ姿の店員と
ドレスで着飾ったお客たち。


俺は、短パン、Tシャツに
ヒゲに帽子にメガネである。
おまけにちょっと小太りで…

ははーん、
ここが噂に聞く

格差社会ですか

なるほどねー。

息子は、俺を正面に見据えながら
がんばっている。

「あのねー、坂を沢山登ったから
 お腹が痛くなっちゃんたんだよ。」

「んな訳ねーだろ!」



「…全部出た?」

まっ、だっ。





と、まあ、パンツに
漏らしてなかったのが奇跡でした。

あの店にはいつかリベンジ!
じゃなくて、食事に入ってみたいよ。

そう、格差社会での
壁の向こう側に行ったならば…




最後にまた金魚すくいをする息子。
どうも、はまったらしい。

結局一匹の取れなかったが
金魚すくいの反省も
踏まえながら楽しそうにしている。


そして、また、
我が家に生き物が増えた。
現在、カブトムシ×1、金魚×1
どうも名前を付けると
すぐに旅立ってしまう傾向が強いので
名前は付けてない。
一応、聞いてみたら

「おばけ名前!」

と、言われたので
無視
しておいた。





そんな名前、認めねー。





そう、最近、
この”おばけ”というワードも
個人的流行らしい。

怖いくせにね…



じゃ!