新・カチンコ日記2

根無し草男の映像日記

公園

6月16日
子供二人を連れ公園へ。

すでに朝5時から起きてる子供たちは
出発前から欠伸を連発している。
これなら午前中、気温が高くなる前に
帰宅できると思ったのが間違いだった…

すでに記憶はないが
公園ってそんなに楽しいところだったけか?
近付くにつれ、子供たちははしゃぎだし
着いた途端に息子は砂場へ走り出した。
娘はベビーカーから抜け出そうと
絡まる蜘蛛の糸を振りほどこうとする
虫のようにもがきだした。

午前中の公園は幼稚園児から下の年齢の子供が多い。
また今日が土曜日でもあったので
父親率も若干高いような気がした。

公園は母親たちの社交場的な要素もあり
平日の公園なんか行くと
母親グループや母親同士の親しげな
挨拶風景なんかを頻繁に目撃する。
よく見かけるのは、
『(子供)おいくつですか?』
『幼稚園はどこに?』
ってやつだ。
俺もたまーに聞かれるが、
それ以上会話が続いたためしはない。

父親ばかりだとそんな会話は無い。

これは子育てへの父親のスタンスの違いなのかも知れないが
あまり他の子供の年齢や幼稚園、
子育て論的なことに興味が湧かない。
え?俺だけ?
まあ、いい。

さて、子供を砂場に離し
ゆっくりしてようかと
ベンチに座る間もなく
娘が移動する。
むやみに近寄ると危険なブランコ。
昇ったら滑るしか方法の無い
(↑階段を一人で下りられない)滑り山。
途中で必ず足を踏み外して断念する、うんてい橋。
行ったら蛇口を回せなくて
なかなか離れない水飲み場。
俺はここを魔の三角地帯と呼び恐れている。
(滑り山とうんてい橋は同一場所にある)

娘から目が離せないので
三角地帯にいると
今度は砂場の息子が
パパーッ!と泣き叫ぶ。
娘を連れて滑り山を滑り、
砂場へ戻る。
また、娘は砂場を抜け出し…

これを2時間は繰り返す。

昼になり直射が強くなり始めたので
帰ろうとするが、
息子が帰りたくないと
駄々をこねくり回し始める。

「じゃあ、飴買いにいこう!」

「おうちに、あるからいいよ」

「……」

すでに娘の方は、2時間で充分疲れたのか
ベビーカーでぐったりと大人しくしている。
むしろ、早くベビーカーを動かせと目が訴えている。

「じゃあ、駄菓子屋さん行こうか」

「うん!行く!」

「…なら、片付けて」

子供が大きくなるにつれ
遊びや運動で疲れさせるのに
かなりの労力が必要になってきた。
世の家族が毎週土日に
わざわざ混んでいるのを
知った上で子供を
遊びの施設やランドに行くのかが理解できた

日に日に体力が低下しつつある父は
日に日に体力をつけてくる息子に
戦々恐々だ。

じゃ!