6月17日
日曜日だが今日は保育参観日。
日頃幼稚園で、
どんな様子かが気になっていたので
かなり楽しみにして行った。
家の中での息子からすると
幼稚園での暴れん坊ぶりを
目の当たりにするとばかり思っていたが…
その期待というか、心配というか、創造は、
見事に裏切られた。
6月だということで
”さいさくちょう”にあじさいの
切絵を張る授業だった。
すでに、アジサイの葉っぱと大枠の花びらは
前回までの授業で貼り付けたようで
今日は、大枠の花びらの中に
小さな花びらを３枚貼り付ける。
息子は先生の話しを
微動だにせず聞いている。
うちでは１秒も
じっとして聞いた試しがない息子がだ。
道具箱からのりを出して
花びらの紙が飛ばないように
道具箱の蓋をお盆代わりにして…
先生の言ったことを忠実に実行している。
もうすでに、これだけで感動ものである。
なおかつ、そこから他のお友達と
ふざけたりおしゃべりしたりせず、
一枚一枚花びらをのりで貼り付けている。
指でのりを付けているのだが、
家でなら指にのりが付く度ごとに
手を洗う！とか言い出すような息子なのに。
”せいさくちょう”のアジサイに
影響のない場所を選んで
花びらにのりを付けている。
文句を言わず、かなりじっくりとやっている。
他のお友達が騒いでいる最中も
淡々と仕事をこなすその姿は
父方も母方も職人気質である家柄を
物語っているような気がする。
貼り付け終わると
道具をそそくさと片付けて
絵本を出してくる。
「先に終わったお友達は
絵本読んでていいですよー」
いつものことなのだろう
息子は言われる前に
絵本を机に出して読み（見る）はじめた。
一体全体どーしたことか？
教室でまるでじっとしていなくて
友達とおしゃべりしまくって
先生の話しを聞かずに
時折、意味なく叫んだりして
教室内の問題児だとばかり思っていたのに。
いや、思っていたというよりも期待してた。
少しくらい問題児の方が良いかもって。
が、結果は、まるで問題のない
逆を言えば、つまらないくらい真面目な子だった。
ちょっと待てー！
嘘だろ？どうしてそんなに落ち着いているんだ！
普段、君が持っているポテンシャルの
10％も出していないじゃないか！
教室に張ってあった
かえるの塗り絵も
奇抜な色彩かぐちゃぐちゃの物だと
ばかり思っていたのに
ちゃんとカエルは緑だし
口の中は赤く塗ってあった。
正直、自分の息子を
見くびっていたのかもしれない。
こんなことは到底できないとか
そこまでは出来るはずがないとか。
じっとしていられる訳がないとか。
息子は…子供は、
親が思っている以上のスピードで
成長をしているんだなぁ。
そのうち
「パパ、老後のことなんだけど…」
とか言われかねないな。
じゃ！
