新・カチンコ日記2

根無し草男の映像日記

20世紀の憂鬱。

5月23日
長い長いトンネルに入ったようです。
はせげんいちろうのようです。

さて、先日から具合の悪かった洗濯機。
脱水活動を始めると
その大きな音で深夜の作業を
ためらわさせるほど。
メーカーの修理サービスに電話をし
その慇懃な対応に少しばかり
イラっとしながらも
サービスマンがやってくるのを待つ。

やってきたのが月曜日。

一通り状況を確かめてくれて
うちの洗濯機のどこが悪いのか調べてくれた。
どうも、中蓋の止め具が
はずれているらしかった。
いや、外れている。

そのせいで、
洗濯機の中にある
洗濯槽の重心が微妙にズレ
外部のへりにそのへりを
ガリガリと擦り付けていたようだ。
だから、洗濯物の中に
プラスチック片のようのまのが
混じっていたのだ。

で、原因である
内蓋の交換だが
その日には部品が無いそうで
後日交換にきますと。

それが、今日のこの日だった。

なかなか好青年風なサービスマンは
すぐに作業に取り掛かった。
蓋を交換するのは
初めからわかっていたのだから
当然といえば当然だが。


すでに、3年ほど使っている洗濯機だ。
もちろん、保障期間などとっくに過ぎている。
だから修理・交換は有償だと考えていた。

が、無料だとサービスマンは言う。

え?何度も聞くと
間違えました、
有償ですと言われかねないので
それ以上は聞かずに
それはありがたいと
そのまま声に出して言う。

そして、さすがメーカー品と
無償という言葉にメーカーの強みを
勝手に想像してほくそえむ。
大事に使っている消費者を
大切にしてくれるメーカーなんだなぁ。

と、随分と勝手に思ってしまう。

あ、こないだのパソコンの修理は高かった。
金額聞いてやっぱ辞めますとか
言いたくなるほどだったもの。
でも直さないと使えないし
なんだか人質に取られたみたいだったもんな。

で、まあ、洗濯機だ。
その後、通常通りに洗濯を始める。

音が静かであるという理由で
購入した洗濯機だ。
修理をして、
ほどんど無音と言いたくなる程
静かになった。
いや、無音は大げさだけども
洗面所に置いた洗濯機は
一枚ドアを挟むだけで
全くの無音と化す。
購入した当初の感動再び。




最新式の物が、
どれほど無音に近い代物なのかは
全く分からないが、
電化製品の進歩はすさまじい。

確か、洗濯機といえば
夜中はうるさいので
集合住宅では使用できないというのが
通常の考えだったはずだ。

それが、できる。

電子レンジを使用する時は
家の電化製品を1個か2個
外さないとヒューズが飛んでしまうはずだった。

それが、飛ばない。

冷蔵庫を開ければ
勝手に氷が出来ているし
空調は冷やしすぎず、熱すぎずに
勝手に調節してくれる。
掃除機は吸い込み力を低下させずに
ゴミを吸引し尚且つ
7年もフィルターの掃除がいらない。
ガスコンロは油に火がつく前に
火が止まるし
FAXは紙が出る前に
液晶でチェックできる。
プリンターでは
写真屋で焼くような写真が
プリントアウトされるし
カード一枚で
JRと私鉄を行き来できる。

なんだかよく分からないが
これが21世紀ということなんだろうか?




想像していた21世紀じゃ全くないけど
想像できなかった事柄で溢れている。



22世紀も見てみたい。



じゃ!