新・カチンコ日記2

根無し草男の映像日記

試写。

1月9日
先日、オフライン編集したVPの
クライアント試写。

試写が夕方なので
それまでに、映画の準備関係の連絡を済ます。
メインスタッフやキャスト関係。
が、こっちの都合で相手が
出るとは限らないのが電話という代物だ。
なかなか、思うようにつながらない。

で、このタイミングだ!とばかりに
美容院に予約を入れる。

恐らく、このままの状況だと
2月末ないし3月半ばまで
髪の毛を切るなんて
できないかもしれないので
バッサリ、坊主スレスレまで切ってしまう。
最近は伸び放題にしていたので
基本は帽子を被って出動していた。
まあ、夏ではないので
頭が蒸れてどうしようもないとい
うことは無かったが、
やはり、多少なりとも蒸れるのは仕方がない。

いささか、(今に始まったことではないが)
髪の毛の量やおでこ問題なども鑑みて
なるべく帽子は避けておきたいところ。
とはいえ、帽子は好きで
現在でも20個以上はあり
(レギュラーでかぶっているのは4つくらいだが)
ほって置くつもりはないんだが。


で、まあ、新規に切った頭で試写に向かう。


ズラーっと机に並ぶクライアント。
こちらはプロデューサー含めて3人。
別に言い争うわけではないが
やはり、こういう場は苦手だ。

ビデオデッキに試写用ビデオが入れられる。

事前にクライアントはビデオを見ており
ちょこちょこと止めながらの試写となった。

如何せん、こういった試写はかなり不利というか
対応がかなり難しい。
なぜなら、相手は既に何度か映像を見ていて
言うべき部分、訂正したい意見を
充分に考えてきているのだ。
こちらといしては、その意見を突然貰うわけで
背後からのローブロー的な
攻撃もないとは言い切れないのだ。



が、こちらが想像していた修正依頼はあったが
その他に関しては対応できる範囲であり、
というよりも、クライアントは現状の物にで
かなり満足している様子で
修正箇所は更に良くしたいという
欲求からがほとんどであった。
つまり、話していても苦しい話しでは一切なく
お互いに尊重しあえる状態があった。
VP関係の仕事はなんだかんだで
10年近くあるが、
こんな状況は初めてに近い。

とても嬉しいし幸せなことだ。

それだけ、今回のビデオの完成度が高かったと
自分で自分に言ってやりたい。



無事に試写を終えた後は
映画の準備に合流する。
今日は夜から俳優部との
スケジュールのすり合わせがある。
僕が勝手に思い描いた香盤が
通せるのか通せないのか?
押し切るのか押し切られるのか?
譲ってもらうのか譲るのか?
押すのか引くのか?


泣くのか笑うのか?

である。


結果はそのどちらでもなかった。
良くもあり、悪くもあり。

で、今、10日の4時30分を過ぎたとこだが
やっとVPの修正を終えて
これから映画香盤に取り掛かる。

VPを優先したのは
明日、本編集があるからである。





このままだと寝ないで行くか・・・




じゃ!