自分の子供に娘がいて昨日ほど
有難かった、助かったと感じたことはなかった。
それは、数週間前のことだ。
娘がおもむろに
「パパ、◯◯ってやつをママが欲しがってたよ。
今度の母の日にプレゼントしなよ」
ちょうど、色々あって妻とギクシャクしていた時だった。
まあ、当然ながら娘にもわかっていただろうし、
原因が俺にあることも理解していただろう。
そんな時に、このセリフだ。
まさに渡りに船。
ネットでその日のうちに発注をかけた。
やるな、娘!ありがとう!
そして、昨日も別な買い物をした際、
ケーキを買って帰ろうと言えば、
普段だと「なんで?」って言い出すのが普通な娘なのに
これが何用なのかすぐにピンときたようで、
「ママが大好きなイチゴのケーキにしよう!」と
ピンク色のいちごが乗っかったケーキを選んでくれた。
値段も手頃なものを指差してくれた。
(ますますやるな娘よ…)
そして、自宅で夕飯を僕が作っている最中に
(奥さんが食品庫に用意していた簡単にできるグラタン)
「俺が飯を作るから、◯◯には、テーブルの準備をお願いする」
と言えば、
「待って、プレゼントはそのまま渡すの?」
「そのままポイと渡すつもりだけど? 駄目?」
「(ため息)じゃあ、私が何か用意しておくから、それでいい?」
「お、お願いします。」
箱から出してそのまま渡すつもりだった俺も俺だが、
家にある袋や紙を使って自作で包み紙を作り手紙を書く娘に完敗だ。
この段階で娘には精神的に三歩くらいリードされた感じだ。
そんな訳で、(娘の)おかげさまで、
なんとか形にはなった母の日でした。
今日は、奥さんと息子二人は浅草 花やしきへ行き
俺と娘は日野の新撰組祭りのベーゴマ大会に行っていたので
別行動だったことが、こうした連携プレーを生み出す形になった。
もし、息子と二人だったら、
こうは絶対に行かなかっただろうと思う。
いっつもベラベラと喋る娘を
うるさいなーと思っていたけれど、
今日ほど頼りになる日は無かったです。
ありがとう娘。
もっとありがとう奥さん。