新・カチンコ日記2

根無し草男の映像日記

僕の小さな戦争(4)

9月20日
今日でほぼ全てが終わった。

と、思う。

実は裏では
まだ終わっていない問題もあるにはある
が、それはまた別のお話し。



ここまでに、
色々と連絡をくれた方々、
励ましや心配のメールをくれた方々、
皆さんに感謝の一文を添えて
メールを一斉配信。



今日で終わりです。



結局、戦争を回避する形で
事態は収まり…
しかし、結果だけでなく過程まで含めても
この回避策というのも
必ずしも正解では無かったかなと思う。
誰もが結果という未来を知っているのならば
間違いやミスをせずに
最も良いと思われる答えを出せるんだが、
そこまで人生はうまく廻らない。

僕の出した答えは
結果としては、
皆に感謝された答えではあったが、
可能性としてもう一つ、
全くの役立たずの烙印を押されるという
結果だってあったはずである。

とはいえ、
今回の結果が最良の結果だったとは
思えないし思わない。
少なくても演出部と制作部は
とてつもない悲しみに襲われたのだから。





僕らは、作るのが商売で
作る作業や行為が大好きなのだ。
それが、始めから分かっていたのに…
遊んでいたおもちゃを目の前で取り上げられた感じだ。
また、一度買ったおもちゃなら良かった。
そのおもちゃは見本だった。
絵に描いた餅。
どのみち、手の届かない代物。
買うとなっても、違うものが商品である。

よくわからないと思う。

僕だった整理のしようが無いんだ。

もう、忘れろとか
時間が解決するとか

そんなの無理。

絶対に解決なんかしないんだ、時間なんかじゃ。
それは解決じゃない。
忘れる、記憶を封じ込めるって作業なだけ。
悲しい出来事や、思い出したくないことは
全てそんな風に仕舞い込まれるのだ。





僕の小さな戦争は終わった。
スタッフの先頭に立ち、
自分の答えが10数人分の答えだという
重みを肩に感じることができた。
それはそれで、貴重な体験だった。

しかし、二度も三度もはごめんだね。


次に会う時は現場で!


ただ、ただ、切にそう願う。


じゃ。