8月13日
闇雲に 唐突に 勝手に不意に
おもむろに 突然に理不尽に
携帯電話は鳴る。
電波って奴はやっかいで
目に見えないくせに、
至る所に届いていやがる。
そのくせここ一番の時に
全く届いていやがらねぇ。
こっちの都合などお構いなしだ。
似たような理由で
猫は嫌いだ。
ひとつ聞くが
どうしてスケジュールを教えたのに、
グーグルのURLでiPhoneと同期した
常に最新のスケジュールなのに、
つまり、今日が何で、
今、何をしてるか？が、
すぐに分かるはずなのに。
会社にいる人間なら
ものの数分でチェックできるのに
こんなにもイライラさせずに済んだのに
その会社内から
電話が来るなんて
余程の、重要な、緊急な、
よんごとなき事情の電話である筈だ。
でも、出ないでおいたら留守電。
折り返し連絡欲しいらしい。
メールで済まないのかな？
で、折り返すと、なんと！
こないだ連絡受けた内容と瓜二つ！！！
そっくり、くりそつ、近似値、
同一、同義語、同様な内容！
だから電話が余計に嫌いになる。
メールしてくれれば良いのに。
聞けば良いのにアドレス。
同じ質問をして、
同じ答えを聞くのなら、
一度だけ聞けば良いのだ。
いい加減にして下さい。
これだけ、あれだけ、
今日の連絡は控えて欲しいと言ったのに電話が着た。
かなり図太い神経か
筋金入りの身勝手か
一分一秒を争う深刻な事態か。
聞けば選択を迫っているようで
実は選択など全く無くて、
単に確定した状況、情報を
さも一大事のように喚いているだけ。
どうしましょう？
なんて言ってるが
答えは あるものでやります、
出来ることをします。だ。
それ以外の答えは選択は選べない、
お金かかるから。
なら、聞くな。
何か勘違いをされているようだが、
僕は性格が悪くて捻くれている。
何でも相談されるのは
御免こうむるのだ。
そんな中で本編集。
朝から追加で修正依頼がきて
それはそれで…
こんな目覚めは頼んで無い。
毎度は完成の直前に入ってもらい
修正を入れていくのだが、
今回は全て繋がるまで拒否。
見られることまで拒否した。
ワガママすいません…
でも、それだけ今回のVPを愛しているんです。
結局のところ
僕のこのVPに対しての愛情は
クライアントにも伝わった様子
そして、僕と同じように
この子を愛して頂くことが出来たと
勝手に思っている。
「僕が良いと思ったことを
皆さんも良いと思って頂けたのなら、
その思いを上司の方にもお伝え下さい！」
「やってみます」
え！？違う違う！
分かりましたって言ってよ！
でもまぁ、それが大変なことであることもよく分かる。
しかし、不思議なもんだろうなぁ
本来、大鉈を振って、好き勝手に言っても良いのが
クライアントの立場であるはずなんだが、
逆転とまでは言わないけども…
うん、これはこれでとっても幸せなことだと思っています。
なんだかんだで
本編集作業中に確認を取りながらの修正作業は
今回が歴代でトップクラスの長時間だったけども、
一番、結果的に不毛な修正が無く
いや、一つも無かった。
そして、クライアントさんも
ギリギリまで意見をぶつけあってやりとりしたことで
このビデオに愛着を持ってくれたと思うし
癖になる作業であったと思う。
そうやって、次々と…6本のご発注を頂いたのだから。
さて、MAは来週に予定されている。
ナレーションを追加出来るので、
毎度の作業よりも若干やることが多い。
でも、それが良い。
来週が楽しみだ。
でも、電話は嫌いだ。
じゃ！
