新・カチンコ日記2

根無し草男の映像日記

立場が変われば言うことも変わる。

7月30日
ぼちぼち撮影がバタバタと続く。
映画ほどじゃないが、
8月は都合、2作品6日ほどの撮影が入っており、
仕上げのことを含めると
この二つで毎日が埋まることが決まっている。

毎日がこれだけ暑いので
8月の撮影もそういった面で心配も多い。

先日のロケハンでも
危うく熱中症になりかけたほどだし
これが、一日中となると
自分を含めて心配になる。
なら、日陰で作業せいやとも思うが、
そうもいかないのが撮影ってもんで、
しかも、夏の晴れた日に撮影してるのに
どうして日陰よ?的だろうし。
いや、夏というと強い日差しと
クッキリとした影がついた
割とはっきりした映像が思う浮かぶし
夏の撮影には、それを期待する向きもある。

だからこそ
炎天下での作業をどう進めるか
が、重要な問題になってくる。

そして、その部分
撮影現場をどう作っていくかの
主翼を担うのが制作部である。


「現場にカキ氷マシンとかあったらどう?」

「氷で冷やしたミニタオルとかがあるといいな」

など、普通に聞いてたら
わがままとしか聞こえないような発言を
ちょくちょくするようになっている。




思い起こせば
助監督をしていて、よく、
面倒なことを言うな!と思っていたけど
全く同じことを自分が言っている。

「面倒なことを言うな!」と
思われていることだろう。

いや、辛うじて用意しても、

「練乳はマストで、あずき缶もあると嬉しい」

とか、更に細かい注文を言うもんだから
面倒は倍であろう。
でも、あるととっても嬉しいだろう。


うん、もっと言えるのなら…
でっかいスポットクーラーを100台くらい用意して
その場所全部を冷やしてみるか?

なんてことも言いたい。
言ってみたい。

無理を承知で言ってみたい。

出来るならやってみたい。
室内でなくロケ先を冷やす。

つーか、そんななら夏に撮影するなよってことか…





今、思いついたけど
簡単に周辺温度を下げるなら
打ち水が良いんじゃないのか?

ああ、これいいかも。




まあ、いいや。




今日の早朝にVPの第三稿を提出したので、
デスクワークも落ち着いてきた。
CMのコンテもこれ以上は書くことも無さそうだし、
VPの台本も2作品あるが、
両方とも第三稿まだ書いた。

後は、撮影して編集するだけ。

ただ、何故8月の暑い最中に…



皆さん、熱中症にはお気をつけて。



じゃ!