新・カチンコ日記2

根無し草男の映像日記

二人だけの死闘

9月26日
九州に来ています。
暑いです。
かなり疲れています。

ハセゲンイチロウです。

さて、いきなりですが
現場は大変なことになっています。
撮影は常に先手を打つ班と
進行する班、そして後発する班とが
連携することでスムーズな現場になるのですが
今回、僕らはたったの2人しかいないのだ。
確かに、地方ロケなので
ロケコーディネーターチームもいるのだが
ここでも人数制限の煽りで
全くの人手不足に陥っている。
そして、
僕らの扱うスタッフの人数は
およそ70名近い。

この人数をたった二人で
指揮していかないとならないのだ。
これが相当にハードなことだ。
だいたい現場は大自然の中なので
車はもちろん人すら入っていけないような場所。
ここに70名からのスタッフが
ぞろぞろと押し寄せてくるのだ。
一言いって言うことを聞く奴なんて誰もいない。
素直な奴なんてだーれもいないのだ。

制作部に言えば何か出てくるとか思っている。

なんにも出てこねーよ!
と、声を大にして言いたい。
言っても無駄です。
そんな便利なものはありませんから。
大自然の山の中で
ファイヤーワイヤーなんて
5分や10分では買ってこれませんよ。
トイレ?どうぞ川の中にでもしてくださいよ。

言いたい!

でも、言わないよ。
僕、大人だもん。
もう32歳だもん。
だって、だってなんだもん。

まあ、そういうわけで
たった二人で現場と格闘している。
明日から撮影だと言うのに
準備の今日から死ぬほど疲れている。

明日はデイシーン&ナイターシーンの
豪華絢爛フルコース撮影。
朝から撮影して朝になるギリギリまで撮影さ。

あー楽しい、
うー楽しい、

羨ましい?
じゃ、換わってよ!

助けてスイートハー!
お願いハニー!

もう、寝ます。
5時起きするんで。
じゃ!