新・カチンコ日記2

根無し草男の映像日記

彼方の青空 彼方の息子

9月8日
台風の野郎が
俺の予想を2日早く移動しやがった。

つーか、台風はどう考えても
野郎な感じがするがどうだ?
海外じゃ、
ジェ二ファーだか
トンファーだかと
女性の名前がついているが。
あ、行動が読めないという点では女性っぽいが
それはまあ男性からの視点だから
つまり台風のネーミングは
台風を男性視点で見たから
女性の名前をつけたとなるな。

話しがトコトンズレた。

台風の名前の話しはどーだっていい。
今日のこの素晴らしい天気が何故
俺が仕切る撮影現場に当たらないかということだ。
非常に悔しい思いで一杯だ。

まあ、数日後に
同じような太陽が出れば問題は無いが…

さて、CM撮影の準備も大詰めを迎えている。
毎日、関係各所から電話が入り
微調整したり指示を出したり出されたりと
耳が痛いほど電話の毎日だ。
つーか、マジで耳が痛い。
× × × × ×

さて、毎日毎日朝から夜中まで仕事している訳だが
最近のたったひとつの楽しみがある。
今、ちょうど奥さんと息子が実家に帰っているんだが
その息子から電話が来るんだ。
俺が仕事中だといけないからと
奥さんが直接留守電に入るように電話してくれる。

仕事が終わり帰宅する最中に
ふと携帯を見ると留守電の表示
やべー誰だ?と慌て留守電を聞くと
まだちゃんと喋れやしないが
息子が一生懸命話してくれている。
うーとかきゃーとか言葉にはなっていないけど
留守電という概念もわかってないと思うけど
息子の声はなによりも楽しい。

留守電の声を携帯に保存しておく。
何度も何度も聞いているとなんだかせつなくなるけど
なんか頑張らないといけないなと思う。
子供を育てるのは大変だし
奥さんにも負担をかけるけど

子供がいて良かったなと
携帯の声を聞いていると思う。
会えなくてちょっと悲しいけどね。

いや、会えないから良いのかも知れないな…
楽しいことやうれしいことも多いけど
大変なことや辛いことも多いもの。
家の中の台風だもの。

予想よりも早く帰って来ないかな。

× × × × ×

悲しいこと。

娘の足に「波田陽区ざんねん」と書いた父親。

Yahooのトピックスで読んだ。
読んでいて腹が立つことを通り越し
悲しくなった。

青森の映画祭でロマンポルノの特集上映に
支援を打ち切った教育委員。

見たの?
見てから決めようよ。

じゃ!