新・カチンコ日記2

根無し草男の映像日記

風の予感

8月17日
昨日から奥さんの実家でくつろいでいる。
また、すぐに会えなくなる息子と遊ぶ。
なるべく面倒臭がらずに
近くにいてやり、飯を食べさせたり、抱っこしたり、
いいお父さんを演じている。
息子と奥さんが昼寝をしている間。
メールの確認をしている時だった、
作品集を送った先のプロデューサーから
さっそく仕事の匂いのする電話がきた。
相変わらず

「まだ、見てないんだけど・・・」

見てないのに依頼の匂いということは
かなり期待できるか全く可能性がないかだと思う。
今までの助監督としての信頼関係から
ご祝儀発注ということも考えられるが
なにはともあれ、めでたいことだ。
匂いが現実の物になれば
俺の後方から少しだが風が吹くことが予想される。

この風に乗り
この風を逃がさないよう
この風を自分のものに。

と、同時に絶対に失敗はできない。
どんな仕事であれ
どんなに大変であれ
どんな小さなミスも許されない。

仕事の発注は大変に嬉しいが
同時に今までとは全く違う種類の
重圧が重くのしかかるのだ。

まだ、確定ではないが
確定の二文字が登場した時。

闘いののろしがあがる。

今日は短いけど、ここまで!
また、息子と遊ぶので。

じゃ!