新・カチンコ日記2

根無し草男の映像日記

特報!

7月21日

今日、映画「最後の晩餐」のプロデューサーから電話があった。

「エンドロールに参加してくれたエキストラの名前を出したいがどうか?」

とのことだった。

「だしましょう!ノーギャラでわざわざ来てくれたんだしね」

ということで、決定。

該当する皆さんにはメールしましたが、

もし、届いてないとかありましたら

すぐにメールください。

編集の関係上明日中には確定した情報が欲しいのです。

ちなみにフルネームを漢字と英語(ローマ字)で表記してください。

よろしくです。

 

 

 

メールの宛先はここ

 

参加してないのにメールしたりしたら駄目よ。

リストあるからすぐに分かるんだから。

 

 

さて、今日はお休みでした。

んで、奥さんが友達を会うからということで

息子を一日僕が面倒見ることになった。

 

奥さんが外出してすぐに息子は泣いた。

 

「え?もう?」

僕は夕飯を食べようと準備していた矢先だった。

もう、ワンワン泣くもんだから

片手で息子を抱き泣き止ませながら

食事の支度をする。

左手を息子に取られながらの食事は

大変にゆっくりとしたスローフードな感じで

「あ、これ、割りといいかも。ダイエットに」

なんて思う。

でも、左手がつりそうになるのはちょっといただけないな。

 

なんとか、食事を終え片付けて風呂にでも入るかと

タオルやらなにやらを準備していると携帯が鳴った。

明後日の仕事先からだった。

息子をベットに降ろすと

ベットに頭が付いた瞬間から泣き出す。

でも、仕方ないのでそのまま携帯に出る。

「今からFAXしていいっすか?」

息子の泣き声で話の半分も聞こえてこない。

「あーあー、えーと、どうぞ、どうぞ、なんでも送ってください」

まあ、相手もこちらの状況をなんとなく察知したようで

手短に用件をすませFAXを送ってきた。

が、FAXを見ようにも息子を泣き止ませないと

なんにも手につかないのが現状だ。

まず、風呂だ風呂。

僕は手早く素っ裸になり息子を抱え上げ風呂に行く。

片手でふらふらとお湯の温度を調節し

シャワーを息子に当てる。

息子は風呂が大好きなので

あんなに泣いていたのにも関わらず

ニッコニッコしだす。

ひとまず安心だ。

さて、これからが大変だった。

風呂から出るにも

息子を抱えたまんまだから片手で

自分を拭きつつ、息子用のタオルで息子を包み、

雫がぽたぽた垂れようとも気にせずに

リビングに出る。

 

ウキャキャと猿みたく騒ぐ息子を手早くタオルで拭き

綿棒で耳の穴と鼻の穴を掃除する。

体が乾いたところで

オムツをはかせやっと一段落。

ウキャキャと言ってる間に

素っ裸の僕はパンツを穿いて

ミルクの準備をする。

普段は母乳だが

今日は奥さんがいないこともあり

前に搾乳した母乳を解凍して使うことになっている。

 

解凍を待っている間に

息子に服を着せベットに連れていく。

が、連れていった瞬間から泣きだす始末。

 

「ちょっと待って!すぐだからすぐ!」

と、まだ日本語が通じるはずもない息子相手に

しきりに日本語で話しかける僕。

はっきり言って、相当にイライラしてくる。

でも、我慢。我慢。

こんなことでイライラしてどうすんだ。

こういうことでイライラするとTVでやってるような

事件を起こす親になってしまうんだぞ。と。

よく判らない理由で自分を落ち着かせ

手早くミルクを造る。

 

「ほら!待ちどうさま!飲め飲め」

が、飲まない。

余計に泣く。

哺乳瓶を咥えてはみるが

口の中で遊ばせるばかりで

全く飲まないし、強引にすれば泣く。

 

うーん。これは困った。

早速、奥さんにメールだ。

”飲まないよぉ~”

”ミルクにしてみたら?”

なるほど!

確か、母乳よりミルクの方が美味しいらしいしな。

僕の息子ならやっぱ味を重視するだろう。

よし、ミルクを造るぞ。

と、息子が生まれてすぐ以来数ヶ月ぶりにミルクを作る。

人肌までミルクを冷まし

泣き叫ぶ息子のいるベットルームへ。

が、飲まない。

つーか、さっきよりも嫌がっている。

は?

おい、これミルクだぜ?

結構高いんだけどさ。

飲まないの?

いけるよ。

駄目?

駄目なの?

 

・・・・・・。

 

 

 

 

 

仕方がない。

最後の手段。

『抱っこして泣き止ます』だ。

僕はおもむろにだっこ紐を取り出して

息子と僕に着用させた。

さすがに抱っこされると落ち着くのか

息子は泣きやむ。

ふう。これで暫くしていれば寝るだろう。

 

僕は、上記にあったエキストラへの連絡のメールを打っていた。

すると、”ちゅぱちゅぱ”音がする。

ん?

と下を見ると、息子が僕の腹をすっている。

は?

 

おい!

それは腹だぜ!

おい!

やめろ!

 

すっげーくすぐったい!

はははははあはああはは!!!

 

あああああ、メールがめちゃくちゃな文章にぃぃぃぃx。

あああ、送信しちゃったぁぁぁぁぁ。

へんなメールが来たみなさん。ごめんなさい。

 

 

 

まあ、あれだね。

”母親”と”母乳”には”父親”と”突き出た腹”は勝てないってことだね。

あー、早く帰ってこないかな奥さん・・・