新・カチンコ日記2

根無し草男の映像日記

プレゼン”ト”が付けば素敵。

10月21日
とある企業VP企画のプレゼン。
数日前にプレゼンには
PCや当日資料の配布が許されることを知り、
(まだまだパワポを使わないプレゼンって多いんです)
急遽、プレゼンの前日、
まあ、昨日だね、急いで作ったのです。
パワポの書類を。

当然ながら、僕はパワポを使ったプレゼンなんて
やったことありませんし、
見たこともありません。

でも、もう、やらねばならないのですから、
見よう見真似といっても手本が無いので、
自由気ままに作ったのです。
制限時間は10分から15分だそうです。
昨日はAPと相談して
あなたが5分からそれ以上、
僕が残りを担当する。
という時間配分で望みました。



パワポOKなのですから
相手先の用意したPCにパワポが入っているのは
当然であると思っていましたが、
僕のPCで見た表示とAPのPCで見た表示の色に
かなりの差があることが分かり、
これでも良いかと、ずっと考えたんだけども、
結局、自分のパソコンを持っていくことにした。

が、持っていったところで、
環境設備が僕のPCとマッチするのかどうか不明。



僕は人前で何かをしゃべることについては
全く緊張することはないが、
不明な事態が想像されると
そこが一番どきどきする。
持っていったのに、現場の状況が悪くて
何も出来ないとか、出足が鈍るとか。
今回の場合、最悪の事態としては
パワポ無しってこともあり得た。

「私が、しゃべっている間にセッティングをしてください」

とAPが高らかに言ってくれた。

「うん、じゃあ、10分持ってくれるってことかい?」

「え?5分が良いところでしょう、私の前フリなんて…」

「5分かぁ、準備できるかなぁ」

「ま、もし駄目なら…」

「それはそれ、だな」

結局は自前のPCから映像を出すことに苦労は全くなくて
APも予想以上のコメントを昨日の晩に考えてくれたようで、
滑り出しとしては、想像以上、予想以上の出来。

「では、この後は、演出のハセから…」

「何もありません」


って、言いたかったね。
台本は渡しているので、読んでくれればって。
でも、そういう訳にはいかないので、
スライドショーを準備して…

一度で目を引くために
画面全体を真っ赤にしておいたのが良かったのか
僕がしゃべり始める瞬間から
全員の視線がスクリーンに。

で、すぐに文字を出さずに
自分自身の前フリをしゃべり、
スライドショーをスタートさせる。






途中でムービーも貼り付けておいたので、
程よい感じで皆は釘付けに。




あ!寝てる奴がいる!



目立つものだねぇ~
こっち側から見ると
寝る人、寝てない人がよくわかる。
注意してやりたかったけども、
ちょうどプレゼンは僕らが最後らしく、
すでに場内はムンムンの状態で、
眠くなるのは当たり前かも。

朝から10何社ものプレゼンを見て
評価を下すのだから
あっちはあっちで大変だ。





で、そんな訳でプレゼンは終わった。



大きなミスもなく、
かといって大きな満足感もなく。
ただただ、諦めてパワポを作らなかったとしたら…

それを考えるだけで恐ろしい。

だって、会場の作り自体が
スクリーンを見るためのセッティングなんだもん。
本当にやばかった。

作っておいて良かった。







で、この結果は月末だか次の月頭だからしい。






プレゼン前までは、
絶対に獲る!と心の中で思っていたけども
終わってみれば、まあ、いいか…と。
すでに頭は次の企画書に行っていて、
後、企業ドラマのシナリオもあって、
何も討ち合わせも進んでいない
もう一本のVPもある。

楽しみだなぁ~










自宅に帰ってきて
仕事をしていたら
メールが入ってきて…




「例のあの企画が、
 通りそうです!
  また連絡します!」

な、な、な、なにぃぃぃぃぃぃぃぃ!

既に諦めかけていた
あのTV番組企画が、今頃になって急浮上!


何事も蓋を開けるまで分からないって
こういうことを言うのかもしれない。




そうすると…



嬉しい悲鳴大会になる。



なれ!



じゃ!