新・カチンコ日記2

根無し草男の映像日記

静岡のおでん、京都の鍋。

8月25日

番組収録のための地方ロケ。

まず、最初に降り立った地は静岡。

行ったことがまるで無い訳じゃないが、

静岡に行く!と行ったことは無い。

何かの通り道だったり、

いくつかあるロケ地の一部であったり…

今回は、静岡に行く予定で静岡入り。

新幹線で静岡に。

乗って見れば、たかだか1時間。

あっという間である。

着いて、まず、打ち合わせして、

すぐに撮影しても良かったが、

どうしてもお昼を挟む時間帯なので、

途中で切り上げて…

かなり山中の中だったけど、

車で飛ばして、とある中華料理屋さん、

いや、ラーメン屋さんに入った。

そこで、一際目を引いたのが、おでんだ。

かなり年季の入ったおでん鍋があって、

東京で良く見る、透き通った汁じゃなくて、

かなり煮込まれた色でありながら、

いや、味が漬け込まれた感の強いおでんだった。

一串80円。

これが、見た目通り、

味がしっかりと浸み込んでいて、

おでんの甘みや醤油の香ばしさが

口一杯に広がって…

また、ここで食べた野菜炒め定食もなかなか。

大雑把に言うと、

子どもの頃に、友達の家で食べた野菜炒めの味。

分かる?分かるかな?

うまい、うまいんだけども、懐かしい、

でも、自分の家の懐かしさじゃない。

そんなおいしさ。

もちろん満足です。

で、静岡で撮影を終えて、

次に向かったのが京都。

時間も時間なので、

京都と夕飯を食べようということになり

当然のように、ホテルのフロントで、

この辺で美味しいお店を教えてください!と聞く。

そうすると、たいがいは、用意されたお食事マップが出てくる。

で、それを持って、ありがとう!なんて

プロデューサーがフロントで言っているので

「ちょっと待って! ねえ?あなたが美味しいと思うお店はどこ?」

「地方から出てきた友達を案内するとしたら?」

と、パーソナルな質問に置き換える。

そう、僕らの京都の夕飯は一度しかない。

つまりは、失敗は許されない。

そういうプレッシャーも含めてフロントのお嬢さんに言う。

当然、困る。困惑する。おろおろする。

相手も失敗した答えを出したく無いから当然だ。

だから、今度は、少しつづ答えを出し安いようなことを言ってやる。

予算がこれくらいで、年齢的に油っこいのはNGよ、とか

そうすると、相手も漠然とした中から、

どんどんと目指す答えをチョイスしていき、

最終的にいくつかの

私が美味しいと思う店 を紹介してくれるようになる。

で、当然、教えてもらったお店に行くのだろうと思わせて、

全然違う店に入る。

店面がとっても気に入ったから。

で、とんでもなく旨かった!

お鍋なんだけども…

いや、言いたくない。

あえて、この日に来た

非人道的なメールの話しは書かないでおく。

じゃ