新・カチンコ日記2

根無し草男の映像日記

キャスティング

7月16日

ある映像ディレクターさんは

スタッフまで含めたキャスティング

終わった段階で

”監督”としての仕事の半分以上は終わっている。

と、言っていました。

それだけ、キャスティングというのは重要であり

また、ここでの失敗は最後までの失敗であるということです。

キャストだけでなく、スタッフまでが含まれている、

このことが映像という決して少人数だけでは

出来なくはないけども、難しい作業であるということが

よく分かるってもんだ。

で、今日は、月末か月頭に予定されている

企業VPのキャスティングである。

いや、正確にはキャスティングされた役者の方に

面接というか顔合わせというか…

初めて会う方であるから

現場でドンっていうのは乱暴なので

こうして事前にお会いさせていただいている。

一応、厳密には

ここので印象次第では

取り消しなんてことも示唆されているわけだが、

会うと決めた段階で、

取り消すという話しも取り消しなのである。

そりゃあもちろん、どうしようも無いのが来たら

考えもするけども、

さすがにキャスティング担当が連れてきた役者なので

そんなレベルであるはずが無い。

だから、会うと決めたことは

イコール決定でも良いという裏の意味を持つのだ。

いちいち言わないけど。

で、そんな訳で

今回の企業VPの全キャストを決めた。

だが、スタッフが確定していない…

撮影・技術は決まった。

今まで何度も組んでいるカメラマンだ。

安心して任せられる。

が、肝心要の助監督が決まっていない。

フルドラマであるが故に

通常のVPではあまり出番の無い

小道具類や衣装、つながりなどが発生する。

そうなってくると、

やっぱり必要になるのが助監督である。

三人も必要ないけども、

助監督が必要である。

演出部が必要である。

何かを作るにしても、

演出的意見が必要になってくる。

何かを決めるにしても

演出部としての意見が必要である。

役者に指示を出すためには

演出部としての考えが必要である。

全部一人でやれるんだったら

やらないとならないんだけども、

分量や日数、人数を考えると

おのずとそれが無理なのも見えてくる。

演出をしながら演出部をするのは不可能なのだ。

ああ、明日には演出部が決まるという話しだが、

誰になるのか、誰がやってくれるのか?

候補は三人ばかりいたんだけども、

一人がスケジュールが合わなくてNGになり。

もう一人が前の仕事が長引いており

スケジュールが確定しない。

最後の一人は、大丈夫っすという返事。

でも、時間が経てば埋まる可能性は高い。

さて、誰になるのか?

じゃ!