新・カチンコ日記2

根無し草男の映像日記

やれるのか? いや、やるのだ。

6月20日
散髪する。
すっきりする。

ひとつ続きの仕事があるとはいえ、
新規の仕事が目白押しだ。
これから髪を切る暇すら無いかもしれない。
いや、そんなことよりも
新しい何かを始めたい気分。

先日急遽決まったVPの打ち合わせ。
撮影日程はすぐ間近なんだが、
具体的なことは全くの白紙状態。
打ち合わせというよりも
顔合わせにしからならない。

まあ、これはこれで仕方ないか。

来週早々から打ち合わせと同時に
沢山の決めなければならないこと
考えなければならないことが
押し寄せてくるのだろう。


帰宅しようとすると
携帯に留守電が入っていて
今から宅配便を送るからなんちゃら…
つーか、ちょうど、
その制作会社のある駅にいるから
慌てて電話をかけてみると
ちょうど送る寸前だったらしく、

「今から駅に届けに行きます」
とのこと。

駅で待つこと数分。
分厚い資料と
1時間以上ある資料DVDを渡された。

「これを来週頭までに返却してください」

「え?来週頭って月曜日?火曜日?」

「水曜日に打ち合わせがあるので
         できれば月曜日に…」

「あー、今日は金曜日だから…
         はい、わかりました。」

つーか、宅配便で送られたら
中一日取られるので
見なければならない日程は限定されるだろう。
こっちの都合的には、
日曜日には別件の撮影なので、
月曜日に返却となると
土曜日か金曜日の今日しかない。

宅配便で送られたら
土曜日しかなくて、
もし、受け取りに手間取ったら
見られないまま返却するとこだった。

あぶないあぶない。

しかし、尺数を見ると
85分もある。
で、添えられた資料は
1センチほどの厚みではあるが、
専門知識の必要な挿絵の全く無い
解説書的なものだ。

うーん。

確かに必要なものだとは思うが
この資料を渡してきた部署が
制作したいのは、
やはりドラマ形式のものらしい。

下地としての情報は必要だと思うが、
多分、もっとも役に立つのは事例の類である。

「うーん、事例って無いの?」

「無いそうです。まだ、この問題には直面してないらしく、
 今回のビデオは、直面する前に予防したいという企画なんです」

「このビデオで良いんじゃない?」

と、僕はたった今借り受けた資料DVDを見せた。
もちろん、このビデオはドラマではないし
目標尺数を1時間以上オーバーしたものだ。

「先方はドラマを作りたいそうなんですよ」

「うん、わかってますけど。
 多分ね、このビデオを20分に要約した方が
          目的通りになると思いますよ」

「え、そうですか?」

「だって、どう考えてもドラマになりにくい話しじゃないですか」

「そうかもしれませんね」

「まあ、今度の打ち合わせで真意を確かめましょう
                ビデオと資料は読んでおきます」


さて、残しておくと後々面倒になりそうな資料は
もちろん明日、土曜日に片付けておくつもりだ。
同時に、もう一本のドラマのアイデアも浮かんだので
プロットを書き進めるつもりでもある。
進められることは、どんどん進めておかないと
今後、二つのドラマVPと
もう一本のPRVPとが平行した際に
頭がパンクしかねないから。
もし、パンク寸前の時になって
科学番組企画のプレゼンが飛び込んできたら…

もう、全てが中途半端になるだろう。

それが一番最悪のパターンだ。

だから、今のうちに無駄になるかもしれないが、
やれるだろうと思える部分は、
やっておくのが得策だと思う。

それも明日の土曜日一日だけで…

そう、日曜日は、別件の撮影があるんだもん。

月曜からは
この三本が僕のスケジュールを
取り合うことになる。



なんだか、とても楽しみだ。





あ、そうそう、
忙しい時にこそ、
映画の企画の直しも進めたい。
そして、早ければ来月にも
制作会社へ営業に回りたい。

できるのか?

いや、やるのだ。

やりたいのだから。

じゃ!