新・カチンコ日記2

根無し草男の映像日記

思惑は木枠の中に仕舞っとけ

6月18日
さすがと言うべきか
経験の豊富さを讃えるべきか

今日は、ある企業VPの打ち合わせがあった。
前回より懸念していた
内容に関しての方向性問題だったが
今日の打ち合わせで
そのベクトルの向きに具体性が出てきた。
それと言うのも、
プロデューサーの巧みな
思考誘導によるもので、
隣で聞いていてもほーっなるほど
抜群なジャブを与えていた。

で、演出でございと
挨拶もしているので、
ここでストレートと言わんばかりに
駄目押しに一言付け加えた。
それも非常にゆっくりと、
考えながら話しているように
とはいえ淀みなく
そして、抑揚をつけながら。

どんな話しを展開したのかは
あえて書かないけども、
こうして、クライアントと打ち合わせたり
自分にとって目上の方と
それ相応のやりとりをしなければならない時、
なるべく心がけている方法がある。

それは、丹波さんの話し方だ。
日本映画界に沢山の伝説と逸話を残した
名優と呼ばれる方なんだが、
丹波さんとは映画「千年火」で
ご一緒させて頂いた。

僕が心がけるのは
丹波さんの舞台挨拶での技だ。

物真似をすることではなくて
抑揚のつけ方や間の取り方である。

ペラペラと喋らずに
音楽のような抑揚で語り、
充分に引き込んだら
ポンッと長い間を作る。

そんな話し方。

もちろん丹波さんのように
華麗に決められることはまず無いが
それでも充分に
こちらの意図を伝えることができる。




でだ、

結局のところは
フルドラマ作品を作るってことで落ち着いた。
いや、落ち着かせた。
最後は、ドラマとマニュアルの併用という
新たな提案も付け加えて落とし込んだ。

全員が納得した形で
フルドラマを選択してくれたのは
非常にありがたいことだ。
そして、心情に訴えかける”ドラマ”という方法を
理解してくれたクライアントさんにも感謝。


これで、○○さん向けビデオドラマが
3部作として完成することが決まった。


「おい!5部作だよ」

と、プロデューサーが言う。

「まだ、打ち合わせしてないけど
 ○○課はもう一本予定してるし、
 ○○課からも発注がきてるんだよ」

「構成プランのネタが無くなっちゃいますね」




いや、構成プランのネタなんて
初めから無い。
いつも、最初から考えている。

でも、タイトル案が…



このビデオシリーズにおいては
毎度タイトルから入るんです、僕。
今回のタイトルは決まってるんですけどね
(まだ、発表してないけど)

あと2本…



どーしよー。





自宅に帰って一息ついていると
とある制作会社から電話がきた。

「○○という会社のVPなんですが…」

てなわけで、
新たな仕事受注!

こないだ、ライターのモモエが来た時に
冷蔵庫に色々な張り物をしてると
ダンナに仕事が来なくなるらしいぜ、
風水では…

って言われて
その晩、慌てて整理して
要らないものは全部捨てた(捨ててもらった)


で、その翌日が今日である。


ライターモモエのおかげか、
それとも風水ってやすか、
ただの偶然か、めぐり合わせか、

いや、僕の日頃の行いであろう。




× × × × ×

ファイヤーフォックス3を導入した。
今まで2を使用していたが、
あまり大きな不満はなく、
今回も、劇的な変化は無いのだろうと
大して考えもせずにいたんだが…

明らかに早い!

うたい文句では
IE7の9倍近く早いと言っていたが
その倍数はよく分からないけど、
とにかく早い。

同じ環境でこうもスピードに差が出ると
ブラウザの性能も侮れないと感じた。



立ち上がりから
クリック後のページ表示まで
とにかく、今までより明らかに早い。


ファイヤーフォックスにして良かったと。


ま、そんな水曜日。
じゃ!