新・カチンコ日記2

根無し草男の映像日記

漬物。

6月16日
横浜に行く。
行くと言っても、実家だ。
実家と言っても、引越しを何度かしているので
実家っぽくない実家だ。

息子が先日駅で、
JRに乗っておばあちゃん家に行きたいと
藪から棒に言うので
ちょうど、先日の保育参観の代休が
実家の母の休みと重なった今日。
JRに乗って出かけた。



まあ、実家に行って何をするわけでもない
昼食を食べて近所で遊んで昼ねして…
毎回、毎回同じことである。
うちはかなり淡白な家でもあるので、
祖父も祖母も大して
ひ孫を構ったりしない。
5分ほどちょっと遊んだかと思うと
すぐに引っ込んでしまう。
先日送ったDVDプレーヤーで
子どものビデオを見たと思ったら

「これは、近所で売ってる
 西部劇の映画も見れるのか?」

と、かなり個人的な質問に終始。
子どものビデオを見てても
音楽は後から付けたのか?と
聞いてくる方向性が

さすが、じいちゃんだ。

まあ、ひ孫が来るのを
全然楽しみにしていないようにも見えるが
これでも充分に楽しみにしていたと
考えることにしておく。

いや、楽しみにしているのは
俺の方かもしれない。



毎度、実家に帰る度に
母が用意してくれるのが漬物だ。
俺は子どもの頃から漬物が大好きだ。
行く日程を知らせると
その日に合わせて野菜を漬けておいてくれる。

今日、出てきたのはキャベツのぬかづけ。
これが、うまい、最高にうまい。

キャベツは水分が出て
ぬかづけの時はかなり面倒らしいが
その分、キャベツのぬかづけは最高だ。
小皿に味の素と一味唐辛子をたっぷりだし
醤油をこれでもかと注ぎ、
そこにキャベツの漬物をどさっと出す。
熱いご飯に熱いお茶をかけた茶碗に
そのキャベツをボサッとのせ
ズルズルッと喉の奥へと流し込む。

これがうまい。

子どもはまだ
熱いのは食べられないし
息子はま漬物の良さを分からないようで
取り合いにはならない。

が、最近、娘の動向が…

しかし、まだまだ、
この漬物は俺の物だ。

これも1人っ子の性かもしれないな…






いつか、子どもたちと
実家の漬物を取り合う日がくるのだろうか?
その時は負けない。
負けるつもりは無い。
絶対にやらない。




腹が減ってきた。




じゃ!