新・カチンコ日記2

根無し草男の映像日記

重圧

1月22日
極度の重圧がのしかかっている。
毎日、頻繁に鳴る携帯電話は
半分は段取りに関しての内容だが
後の半分はクレームまがいで
強い改善要求を含んだ
語気の荒い電話である。

そして、これだ↓
Image023

なんなんだ、お悩みの方は…って!
いつから俺はカウンセラーになったんだ!

こんな物を俺の部屋のドアに貼り付けたのは
ほかでもない元演出部のM木である。

お気軽に悩みを相談されたら困ります。



つーか、こねーだろ普通は。



ま、そんなことよりも
かなりガタガタの体制に近い
演出部の状態が不安である。
これが初サードであるT田は
右も左もわからぬ状況で
毎日のように美術部に叱咤激励されているし
初セカンドのI嵐も
そのフォローに入って
同じように叱咤叱咤されている。

あ、叱咤激励か。

激励?

まあ、いい。





つまり、判断の必要な部分においては
そのほとんどが俺に質問が集中されているわけで
見たことも聞いたこともない
物や者の判断に迫られている。
ちょっと確認すれば済むことを
飛ばしている状態が多く
数日前に言ってくれれば…と思う。
しかし、それで突き放してしまうと
成立までが危ぶまれることになるので
致し方なく俺が引き受ける。
自分が振った仕事が
結局戻ってくることもしばしばで
これを仕事のブーメラン現象と呼び
発注してから数日経つので
緊急度が低いものでも
帰ってきた時には
緊急度重要度ともに
大きくなっていることが多い。

こんなことなら…

と自分で全部やってしまっても
それは現場にとってよくはない。

現場は学校じゃないと
よく言われることなんだが
とはいえ、教えなければ覚えないし
前に進むことができない。
何も教えなければ
分からないままだし
そいつが、次の現場で
また同じことを繰り返すだけ。

助監督が必ず通る道だと
言うけれども
通らないで済むなら通りたくない道である。


ただただ、がんばれとしか言いようがない。


深夜。
期待と不安というよりも
不安ばかりしかない現状で
真っ暗な気分だ。

が、ネットを開き
mixiで奥さんの日記を読んで救われた。


子供たちのちょっとした成長を
見られないのは心苦しいが
少し遅れてでも文章であっても
知ることができて嬉しい。

なんだか、ネットとかそういうやつ、21世紀って
いいなーと、心の底から思う。




ありがとう。



じゃ!