12月14日
確か、正式な話しを貰ったのが
４月だか５月の晴れた日であった。
それが既に12月。
そして１月２月と予定が組まれ。
長い長い闘いである。
この闘いで得たものもあれば
当然、失ったものもある。
闘いであるのだから傷つくのも当たり前である。
全てをなげうってに近い状態で
新たな幕開けに付き合う。
映画「Watch with me 卒業写真」冬篇。
（まずは演出部が）準備開始。
羽田空港から福岡、そして久留米へ。
販売用ＤＶＤの仕上げ作業が２月以降なことを受け
取り急ぎ抱えた案件は映画とＶＰの二つとなった。
片方は助手で片方は演出。
頭の使い方が全く違う職種の掛け持ちで
この先、どんなことになってしまうのだろうか？
いや、早く両方とも演出する人間にならんとな。
実際、向けての遅々として進まぬ案件が２件、
宛てのない先走りが１件。
強引にでも掴み取ろうと暗躍したいのが１件。
まあ、言うのは簡単だし
ある部分までは自由勝手に進めることができる。
ライターを呼んだ段階でやっとローギア。
演出部が集まってきてセカンドギア。
撮影が始まりやっとサード、トップギアになり
宣伝配給へと繋ぐ。
まだ現段階では、ただの文字にしか過ぎない。
こっちも長い長い長い長い闘いになるかも知れない。
まずはセカンドギアの入った方から始めますか。
息子に
「パパ、明日から仕事で九州行ってくるからね」
「九州？九州行くの？お仕事で？」
「そうだよ」
「じゃあ、〇〇くんねぇ、
お仕事で公園行ってくるよ。お仕事で」
「そうかぁ、お仕事で公園行くかぁ」
「うん。お仕事でね！」
「パパもそのお仕事したいよ…」
じゃ！
