2月27日
なんでもなく、何事もなく、
とはいえ何にも無さ過ぎるのは
結果としてはヤバイ状態ではあるが、
まあ、そこはかとなく平穏な一日のはずだった。
夕方になって一本電話がきた。
これが始まりだった。
数時間後に気付いた時には
すでに着信が2件あり
留守電も1件入っていた。
着信に返事をして、
留守電を確認している間に
もう1件電話があったらしく、
留守電を消したと同時に
再度留守電の表示が画面に出た。
留守電を聞いて、
かけ直している間にも
もう1件、今度はメールが入る。
メールを読んでいる最中にも
電話が入り、メールに返信を打とうとしたら
またすぐに電話が鳴った。
数十分くらいの間だったが、
携帯電話の着信と留守電
メールとFAX。
そしてトイレにいる間にも
今までの暇が嘘のように
連絡が入ってきた。
結果としてよくわからないが、
とりあえず明日までにCMの企画を
何本か作ってFAXしないとならなくて、
こないだの仕事のギャラが確定したので、
その請求書を出さないといけなくて、
明日の午後には、
別の仕事が決まるかもしれなくて、
明後日にも打ち合わせがあり
その後は台本地獄に入る予定で、
もう一本VPが決まるかもしれないと
とある会社の社長からも言われて…
で、結局のところ
俺はいくつ仕事を抱えているのかと
ふと思えば、
なんてことはない、
ただの2本しかないのであった。
が、予定は未定の仕事が2本あり
それが決まると4本だけど、
1本はすぐ終る予定なので3本かな。
例年の期末時期と比べると
格段に仕事量が減っているのだが、
これは監督もやって
助監督・ADもやりますよっていう状態から
すいません、演出・監督以外の仕事は…
なんて生意気な態度を
作ってしまったことも原因であろう。
つーか、単純に自分に演出のセンスが無いという
一番重たくて考えたくない答えは
避けて通っているのだけれども…
いや、そんなこと言っても
ちゃんと発注はくるし、
同じ会社から何度もオーダーが来るのだから
そうそう悲観的になるのもどうかしら？
って、誰に言っている！
まあ、期末時期を暇に過ごすなんて
数年来有り得なかったことだから、
今年は大変にヤバイな。
なんて思っていたけども
結果的には、結構忙しくなりそうな気配です。
年が明けてから
横浜の実家に帰っていないんだけど
いつ帰れるのかしらね。
いや、帰らなくても俺自身はいいんだけど、
孫をね。見せないとね。
俺ができる唯一の親孝行だから。
じゃ！
