新・カチンコ日記2

根無し草男の映像日記

2015年の総括をしてみる?

2015年12月30日
ども、長谷 巌一郎です。
さて、もうすぐ2015年も終わりです。
毎度なら、シレッと翌年になってしまうのですが
2015年は、僕にとってかなり重要な年になりました。

ですので、大雑把ではありますが
総括というか、まとめというか、
そういうのをやっておいた方が良いと思いました。

とはいえ、基本的に2015年は
映画「サンタクロースズ」に始まり、
そして、「サンタクロースズ」で終わった感が強いのも確かです。
1月の中旬に大きな追撮があったのですが
それ以降も数日追撮をする必要がありましたので
悪い言い方をすればズルズルと終わることなく、、、
いえ、楽しい作業が永遠と続くかと思われました。

ええ、マジで楽しい作業の連続でした。

で、2015年が映画だけではありません。
8月には前年に撮った販売物の教材DVD2シリーズ
それぞれ日本視聴覚協会の産業ビデオコンクールで
「優秀賞」を頂くことができました。
まさか2シリーズ両方ともに入賞するなんて思ってもいませんでした。

そして、同じく8月に「サンタクロースズ」の試写会があり
12月の渋谷でのロードショー
最後は12月25日の花やしきでの上映会で締めくくりだと思っていました。

が、違いました。

長くなりますが、
facebookページから転載します。
ーーーーー
12月27日
この日、僕は、例えば明日、世界が終わることになっても
それでも良いんじゃないかって思えるほど幸せなことがありました。

僕は…ご存知の方もいらっしゃるかもしれませんが、
ある地域で「ベーゴマ倶楽部」のメンバーとして活動しています。
メンバー構成の半分は自分の息子と娘を含めた子供で、
もう半分は大人の総勢で40名を超える規模となっています。

今日は、そのベーゴマ倶楽部の「大忘年会」がありました。
そして、そこで、あるサプライズがあったのです。

僕はその日、浅草 花やしきでベーゴマバトルに参加し、
途中で抜けて忘年会へと向かいました。
開始時間が18時からでしたので、
少し前には到着するようにとしていたんですが、
何だかんだと少し遅れて会場入りすることになりました。

すると、普段、時間通りに全員が集まるなんてことは
あまり無かったような気がするのですが、
今日に限って、全員集合していました。
ほぼ僕が最後の会場入り。

珍しいこともあるもんだと、
そのことについて何も疑いは持ちませんでした。

そして、忘年会が始まり、
今年1年間を総括すべく、
大会での成績発表や年間獲得ポイントなどを
改めて確認し今後の技術向上に役立てようと
酔っ払ってしまうまえに発表しました。
ちなみに僕の成績は年間2位でした。

で、唐突に、その瞬間は、その感動がやってきたのです。

「じゃあ、ここでY太がピアノの発表をします。」

ん?ピアノ?何が始まるんだ?

まあ、僕らのベーゴマ倶楽部は
ベーゴマ以外も何でもありです、
楽しければ何でもOKなところがありますから
こうして、何の脈絡もない話も出てきます。

僕は何も不思議には思いませんでしたし、
前々からY太がピアノをやっていたことは知っていましたから、
逆に楽しみな気分でした。

しかし、僕の目の前に並んだのはY太だけではありませんでした。
僕を抜かしたほぼ全員のメンバーが
大人も子供もピアニカだしたり、ウクレレだしたり
カスタネットや鈴、トライアングルまで持って並びだしました。

何が始まるのかな?

僕は、ニコニコした気分で見ていました。

次の瞬間。
聞こえてきたのは、僕がとっても良く知るメロディで、
僕がこの世でもっとも好きな曲、
この1年、繰り返し繰り返し聞いていた曲、
何度聞いても飽きることは全くなかった素晴らしい曲、

冒頭の軽快なピアノの音。

そうです、
「サンタクロースズ 〜小さな奇跡(ヒカリ)〜」だったんです!

僕に内緒で数週間も前から
子供達と大人たちがこの日のために、
僕のようなおっさんを泣かすためだけに、
練習に練習を重ねて演奏と歌を披露してくれたのです。

しかも、楽曲を演奏するにあたり
製作会社に手紙を書き、
音源と楽譜を入手するという…

もう、感動を通り越しました。

曲と歌だけでも号泣ものだったのですが、
最後に、手紙まで書いて僕に
「サンタクロースズ」を聞かせたい
「はっせーを泣かせたい」という思いに
感動しないわけがないじゃないですか。

ぶっ倒れるかと思うほど感動しました。

幸い倒れませんでしたが、寸前でした。

「僕を泣かせようと思って、演奏してくれたのだったら、
その目的は、ほぼほぼうまく行きましたよ」

と、憎まれ口を叩くのが精一杯。

今も、思い出すだけで泣けます。

ありがとう、仲間たち。
ありがとう、ベーゴマ倶楽部。

ただ、映画を作っただけだったんですが、
本当にありがとう。

映画を作ってよかった。
サンタクロースズという映画を作ってよかった。

僕にこの映画を作らせたのは
間違いなく、君たち子供達のおかげです。
間違いなく、ベーゴマ倶楽部のおかげです。

最高の仲間がいてくれたから
僕はこの映画を作ることができました。

その仲間たちから、
こんなサプライズなプレゼントをもらって
この上なく嬉しい。

ありがとうの言葉の最上級の言葉が
見付からないことが悔しい。

ありがとう!ありがとう!ありがとう!

また、ベーゴマしような!

ーーーーー
そんな訳で2015年は僕にとって
決して忘れることのできない、
素晴らしい年であったと言い切ります。

仕事量や収入の面においては寂しい限りなんですが
僕の心は、とても満たされることが多かったです。

ええ、確かに心を満たしても腹は満たせないんですがね。

でも、何か、今後、変化があるかもしれない。
ないかもしれない。

でも、2015年は僕にとってとても良い年だった。
これだけは間違いありません。

ありがたいことに
「サンタクロースズ」を観てくれた方からは

「次回作は?」

と言われることも多かったです。

嘘でも嬉しいものです。

期待されることは、
人間にとって根幹に関わることなんだと思います。
期待されること、必要とされること、
それが例え本心でなくてもいいんです。

そう感じられれば僕は前に進める。

少なくても僕はそう思っています。

すぐにほいほいと
次回作が決まるなんて思ってはいませんけどね。
決まるといいですね。※メールください。

うーん、オリジナルで良いなら
ベーゴマの映画を撮りたいなあと考えています。
ベーゴマってね、格闘技なんですよ
居合道や剣道、ボクシングにも似ている部分もあります。
非常にメンタルの強さも必要です。

まあ、言葉で説明するよりも
実際の勝負を見て欲しいですけどね。
上手い人同士の勝負は、
本当に斬るか斬られるかの真剣勝負なんですよ。

今考えているのは、主人公は女子高校生で、、、

あ、この話しはいいですね。
ぼちぼち考えておきます。
シノプシス書いておきます。

そんな訳で2015年は
僕が「映画監督」になった年であり
仲間たちから最高のプレゼントを貰った年であり
42歳の厄年であった年。

カチンコ日記を始めた時、
僕はまだ助監督で、駆け出しで、映画よりもCMの現場が多くて、
監督やディレクターに一生なれないかもしれないという
かなりハッキリした不安に
日々、毎日、毎時間、毎分のように襲われていました。

いつかはディレクターに!映画を撮りたい!と考えていました。

でも、考えているだけでは、実現はしないのです。
また、チャンスは事前でも、直前でもなく、
だいぶ日にちが経った事後に分かる場合も多いんです。

「ああああ!あれが俺にとって最大のチャンスだったのか!」

これは気がついてからでは遅いんです。

だから、結局、こうなるんです。

「常に全力で闘え!」と。

これね、ベーゴマと同じなんです。
どう投げても勝つ時は勝つし、
負ける時は、どんなに頑張っても負けます。

だから、全力なんです。

負けて言い訳なんてカッコ悪いです。

相手が子供だろうと、女性だろうと
全力で勝ちに行くのが勝負なんです。

その変わり、負けたら全力で相手を褒め称えましょう。

あ、ベーゴマの話しになってる!

違います、映画の話しでしたっけ?
あ、チャンスの話しでしたね、うん。

まあ、だからね、手を抜いちゃダメって話しなんです。
手を抜いたらきっと、負けたことを後悔するのではなく、
手を抜いたことを後悔するはずですから。

それってどうなの?ね。

そんな訳で 長谷 巌一郎 は
2016年も2015年と同様に素晴らしい年にすべく
全力で頑張ります、戦います。

応援よろしくお願いします。


長谷 巌一郎

※映画「サンタクロースズ」の試写や上映会などの
ご要望等は ミライピクチャーズジャパン までお願いします。
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