3月5日
珍しくカメラテストに立ち会う。
いや、立ち会いたかったし
カメラテストを希望したのも僕。
今準備中のCMは全編をスローモーションで表現するつもりだ。
で、つまりは撮影時には
その逆、ハイスピードで撮影しなければならない。
いや、今の時代、
ノンリニア編集ソフトでいくらでも
通常スピードの映像をスローモーションに出来る。
しかし、そういったいわゆるデジタル処理、
エフェクトとして加工されたスローモーションと
撮影時にハイスピードで撮られたスローモーションとでは
圧倒的に違う。
簡単に言うと、
ハイスピードで撮影するということは
1秒間に通常30コマ撮影するところを
300コマとか600コマで撮影する訳で
つまりは、スローモーションにした際に
コマがしっかりと【ある】ということになる。
しかし、デジタル処理されたスローモーションは
その【あるはず】のコマを簡単に言えば、
前後のコマをコピーして作ったりする。
それじゃあ、ストップだよね。
いや、もっと最近は性能が良いのだけれども
画質の劣化具合や、
そのギクシャクした動きは
あまり素敵な挙動とは言いがたい。
しかも、今回はCMだ。
1920×1080のフルHDサイズだ。
下手な映像は流せない。
そして、今回、
ハイスピード撮影のできるムービーカメラを使うことにした。
これがね、うん、
とても美しい。
やっぱり、ハイスピードで撮影されたスローはキレイだ。
コマ数の違いはそのまま画質の違いに跳ね返るんだな。
うん、このカメラでOK、GO!
また、一つ、楽しみが増えた。
でも、アウトトリガー撮影と言って、
ややこしいんだけど、
カメラとしてはスタンバイの状態になった瞬間から
実は録画はスタートしている。
それも8秒間。
カットがかかって、ボタンを押した時から遡って8秒。
8秒以上前の映像は録画されているんだけど
録画されていないんだな(すぐ消されちゃうらしい)
つまりさ、カット!って言わない限りは
録画され続ける、8秒間だけ。
なんだかいつもと勝手が違うので
微妙なんだけどね。
でも面白いよね。
だからさ、カットを言い忘れると
せっかくOKだったとしても消えちゃうんだよ!
緊張しちゃうね。
あはは、楽しみだ。
後は天気だけか。
じゃ。