新・カチンコ日記2

根無し草男の映像日記

読めない台本

12月16日
企画書の修正と追加をしておく。
自分で立てた予定はで今日中に企画書を完成させ
プロデューサーにメールし
明日の一日を名目としては
不備があった場合の予備日としておいて
僕は別件の打ち合わせがあって
そっちの仕事をこなしておく…という。

で、自宅を出る前に
企画書完成のための下準備をしておいて出発。
いつもの喫茶店には
いつもの友人が台本を書いていたりして、
この喫茶店は広い意味で
仕事部屋と化している。
今後、フリースポットなどのインフラが整えば
事務所なんぞ作らずとも事足りるかもしれない。

友人が新聞を読んだり貧乏ゆすりしたりするのを
視界の端に見ながら企画書を仕上げていく。


夕方には完成させて
雑誌資料から写真をスキャンして貼り付けておく。
企画書だから内容が全てなんだけど、
見栄えってのも比較的大事だったりもする。
本当に心に届けば文字だけで充分に闘えるけども
まあ、今回の奴は…

うん、写真を貼り付けておこう!

沢山貼ってもうざったいので、
微妙に脈絡に合うようにしておく。
文字を読んだ後に写真が目に入るように
写真を見てから文字が目に入るように。
そうすることで、企画の印象を
脳みそに記憶してもらうのだ。
棚ボタとはいえ、落とすわけにはいかないのだ。




で、また新たな人脈も出来で
追加で作品集を焼いておく。
今年はもう焼かないでいいかなと思ってたけど

そう思っていると必要になるんだね。



さて、明日の打ち合わせのために
先日送られてきた台本に目を通す。

でも読めない。
全く読めないし意味も分からない。


全部英語で書いてあるから…


数行読んだだけで

”うん、読める人とか、コーディネーターがいるっていうから、
 うん、今からね、勉強とか、追いつかないし、そう、そう、
 だからプロがいるわけでしょ?ね?英語は英語のね、
 うん、プロにお任せした方がさ。うん、そうそう”


ただね、演出はしないとならないわけで。


でも、読めないとはいえ
翻訳される前の台本を自分が書いたわけで…






あ、○○さん!
僕の分の台本、いらないですから!



なーんてな。



じゃ!