7月9日
昨晩、プロデューサーから電話があり
かなり前に書き上げた番組の企画が落選したと連絡。
一瞬、何を言っちゃってくれてるのか
全くわからなかった。
落選？
あの企画が？
悪いけどかなり面白い企画だったんだよ。
つーか、確実に通ると考えていました。
だから、一応、9月は空いていたんだけど、
多分、この企画が通るからと
心の中では埋まっていたのというのに…
ショックを通り越して不思議。
いや、あんまり自信を持った言い方をすると
かなり惨めなだけなんだけども…
まあ、こちらの思いとあちらの思いは
全くの別次元で展開されているってことだろう。
こういった番組とかVPとかで
企画を立てる場合
仕事というか金儲けというか
そういった気分で書くことは皆無である。
先方の意図を汲み取るのは最低条件だけど
基本的に自分がやりたいと思う企画、
面白いと思える企画を書いているつもりです。
だから、今回落選した企画も
僕としては何としてもやり遂げたい企画であって
決して長期拘束が目当てじゃない。
長期拘束されるの嫌いだしね。
とにもかくにも残念です。
まあ、逆にせっかく面白い企画なんで
組み替えて新しい企画として
生まれ変わらせようと思います。
そういった意味では、
作った企画は全て映像化していると言えます。
落選した企画は全て
ストックとして保管してあります。
ポンッと企画依頼が入った時の
引き出しとして使っています。
絶対に埋もれさせないよ。
と、大切な大切な企画書をCDRに焼いた。
いつかまた会おう、
その時は、また、新しく生まれ変わって貰うぜ。
CDドライブは無論返事をするはずは無いが
カタカタとした機械音で応えてくれたような気がした。
生まれることを許されなかった企画を仕舞い込み
出産予定日が決まっている台本を開く。
昨晩、遅くまで書き進めたが
どうにも難産らしく、なかなか進まない。
でも、第二稿は今日中になんとかするつもりだ。
第二稿がいつ頃生まれるかにもよるけども
もう一本VPの台本を書かないとならないし
TVCM用の演出コンテも書かないとならない。
どれも、来週頭が締め切りで
この第二稿にあまり時間をかけていられないのが現実。
でも、不思議なのは
時間が無いからダメかというと、
そーでもなくて、
むしろ時間に追われていた方が良かったりする場合もある。
追い込まれて追い込まれて、
どんづまりに来たとき、
いきなり振り返って反撃！
そんなことも多い。
まあ、頑張ろう、
とにかく頑張ってみよう。
続きは夜に…
× × × × ×
ケツが痛い。
喫茶店の伝票を見ると
入ったのが9時36分なのがわかる。
すでに8時間同じ喫茶店にいる。
注文をした時に
”ごゆっくりどーぞー”なんて言われたけど
さすがに8時間も”ゆっくり”されるとは思っていないだろう。
朝入って、モーニングを頼んで
そのまま昼を過ぎ、夕方を過ぎ、気が付けば夜だ。
で、台本も完成した。
今日中に完成までこぎつけると
決心していたので、
なんとか目標はクリアだと思う。
明日には新しいVPの取材と
台本執筆が控えているし
TVCMのコンテだって、
ぼちぼち書き始めないと間に合わない。
そんな七転八倒のスケジュールに変化が出た。
VP-Aのスケジュールが
大きくズレることになったのだ。
こちらの都合ではなく、
お客さんの都合なのだが、
これで、7月に少しだけ余裕が出来た。
が、
そのしわ寄せは全て8月に入ることになっている。
結局、かかる日数に変化は無いので
8月に存在していた
白紙のスケジュール部分が
全て7月に繰り上がっただけ。
で、そういったそばから
空いたスケジュールが埋まる。
一日、一日…
で、昨日、出来ないかもしれないと思っていたVPが
そんな訳で出来る可能性が強くなってきた。
いや、出来るかどうかは、先方に投げているので
よく分からないんだけども…
つーか、それとはまた別に
とある企画書の実現のための
打ち合わせが組まれることになった。
確かに、打ち合わせの日程は空いているんだが
もし、それが現実化するとなると
この企画の舞台は南国なので、
ロケハンとか準備となると
南国へ飛ばざるを得ない。
いつ飛べるのか？
もう、8月に余裕は無い。
それでも飛ぶのか、
9月に飛ぶのか、
とりあえず
目の前の敵に立ち向かうことにしよう。
明日の取材用に聞きたいことの要点を抜き出しておこう。
そして、CM用にアイデアを書き溜めておこう。
台本用に頭を休めておこう。
で、早く寝よう。
じゃ！
