新・カチンコ日記2

根無し草男の映像日記

モンモン。

11月8日
そんな訳で、
あるVPの企画書を作成中です。

この件で昨日、
プロデューサーと打ち合わせをした。
そこで、方針というか
方向性を決定したのです。

コンペに勝って仕事を得ることは
もちろん重要であるし、
最終目標でもあるのだけれど、
勝つための企画が
はじめからあれば
別の話しであるが、
そんなものは存在しない。

お客さんの作りたいものを
作るのではなく、
我々が作りたいものを
お客さんの作りたいものに
近づけるしか無いんじゃなかろうかと。

つまり、
僕が今、考えて、
作りたいと思うものを
企画書にしたら駄目?

ダメな子ちゃん?

って話しをした。
NGだと言われれば
申し訳ないが、

『降りる』とまで言い放った。
言い放ってみた。
言い放ってみたりなんかしたりした。

もちろん、
それは責任放棄に当たるし、
請け負ってから降りるのだから
当然、報いもあるだろう。
それを覚悟…
いや、ある狙いを持って
カードとして切った。
プロデューサーに
それを受けてもらうために。

結論としては
受けてもらうことができた。

大変にありがたい。
が、逆にもっと強烈な
カードを切られた。

「その狙いなら、
 中途半端な企画
       出せないよね?」

よもや、そんな物持ってこないよね?
そういうことだよね?
当たり前だよね?的な重いカード。

そういうことです。
どうせやるなら、
情報の羅列では無いもの。
情報を提示するだけなら、
映像でなく、本やHPの方が、
より詳しく、より丁寧に、より面白く
できると考えるからだ。
その方法は知らんが。

僕の狙いは
情報を見せて、
『へー』とか
『ほー』ではなく、
啓発的なもの。

見てから考えて、
自分なりに思いつくようにする。
そんなビデオだ。


全編ドラマ
フルドラマを選択した。


企画に対しての要望書を読む限り
それは、情報番組的なものを
想像して書かれたと思われる。

しかし、情報番組的なVPなら
僕ではない。

もっと手馴れた諸先輩がたが沢山いるし
その経験は僕には少ない。
戦う覚悟が無いわけでは無いが、
僕が情報番組を作るのは
勝つための選択とは言えない。

とはいえ、
僕がドラマに手馴れているとは
口が裂けても言えない。
でも、今回のプレゼンに対して、
一矢報いるというか、
俺たちは全然違うところから
勝負したいんだぜ!というか、

俺たちに発注したら、
今までに無い物が
  できそうだぜ!的な

乗ってくれたプロデューサーには
感謝感激、ヒデキ感激だ。

誰だ!ヒデキって!

まあ、いい。
そんな訳で、
あるVPの企画書を作成中だ。
悶々と朝からいつものルノアール
PCを広げている。
こうして、家ではない環境にいると、
雑念が入らなくて非常に助かる。
家でないとできない作業も多々あるが、
逆に自宅の環境だと
色々出来過ぎてしまう。
考えることは非常に辛い作業であるので、
つい、子供のビデオの編集をしたり、
ネットサーフィンしてしまったり、
営業メールを書いてしまったりだ。
そんなことで一日を
つぶしてしまうことだってある。

だいたい、昨日の打ち合わせで
予定していた日程が崩れ、
4日ほど締め切りが縮まってしまった。

それにより、
追い込みをかけようと思っていた日程を
一週間ずらさないとならなくなった。
それは、つまり今日からであり、
明日か明後日には、
プランを提出しないとならない

というスケジュール。
雑念を入れる余地は無い。

あえて、書く。
絶対に、
このプレゼンに勝つ!




「そんな訳で、プレゼン当日、
 私、居ないから、地方ロケで」

「え? どんな訳ですか!!」

とプロデューサーは
言い放ち立ち去った。












そんな訳で
ルノアールで悶々としている。
いや、これを書いている時点で
書きあがっているのだけれども。
これが、良いのか悪いのか?
判断できずにいる。
早めに送信して判断を仰ぐことも可能だが、
もう少し、悶々としようと思っている。

望月という名の友達のあだ名は
”モンちゃん”だった。

モンモンとカタカナで書くと
なんだかサルっぽいのは
サルが英語でモンキーだからだろうか?

同じ単語を二つ続ける言葉は
インドネシア語に多く見られるが
モンモンって言葉はあっただろうか?
ちなみに、
チュミチュミと言うと
イカという意味らしいと聞いた。

そういえば
ゲキレンジャーの赤は
よく、モヘモヘだ、ウネウネだと
言っている。




ジャランジャランして帰るとしよう。
スラマッジャラン!

じゃじゃ!