1月27日
春先みたく暖かい。
だけど沿線には先日の雪がまだ残り
溶け出した水がアスファルトを濡らしている。
雪が陽に照らされてキラキラと光っている。
雪で助かる場面もあったし
雪が事態を暗転させた場面もあった。
振り返るとあっという間の１週間であった。
まだ第三部撮影が残されてはいるが
スケジュールが合うかどうかはまだ分からない…
感傷に浸った文章にしたのは気持ちを入れ換えるために
今回の撮影を考察する。
細かい撮影内容は撮影日記を読んで欲しい。
今回、一番の問題点は打ち合わせの少なさであろう。
前日に簡単な打ち合わせさえすれば
混乱はここまで大きくならなかったと思う。
ただ決められた期間内はあるわけで
土台に無理があったことは否めない。
また、予算やスケジュールの事を言えば
キリが無いので差し控えるが
ほんの数時間やほんの数万に泣く場面は
あまり見たくない現実だった。
しかしながら概ね撮影現場の雰囲気は良く、
辛い撮影を乗り切るに相応しいスタッフであったと思う。
また同じスタッフならと思える現場は少ない。
次回の第三部撮影に
参加できるかどうかは分からないが
参加するための努力は惜しまないつもりだ。
最後に高橋監督経由と様々な制作会社から
若手や新人、プロデューサーまでが
撮影に参加してくれたことを感謝したい。
ガサツな映画撮影現場でＣＭ制作のきめ細やかさが
嬉しかったし有り難かった。
エキストラに関しては
管理する時間も人手も無かったが
見切り発車してしまい
参加の方々には寒い思いをさせてしまった。
大変に申し訳ない。
楽しんでくれた方も
そうでない方も
映画『日本の自転車泥棒 ＪＡＮ』を
よろしくお願いします。
映画は所詮監督の物と言われるが
俺が参加した以上は俺の跡を刻むつもりだし刻む。
そうでなければ映画になんか参加しない。
俺達が監督に対してひとつだけ強く言えるのは
『面白い映画にしてくれ』だ。
さて、またまた別件の作業で編集室へ。
年末に棚上げした作業の続きである。
今日の夜は遅い…かも。
じゃ！
