9月12日
TV番組のMAを明日に控えて
一時の休息・・・
は、全くできなかった！
それは、昨日終わるはずであった
本編集が終わらなかったために
日曜日で、どこのスタジオも休みの中
電話しまくりで、
空いている編集スタジオを捜していたからだ。
よりによって日曜日だったから始末が悪くて
電話をしても、先方は全く出ないのだ。
出ても、営業に人間がいないからと
簡単に断られてしまう。
世知辛いぜ！
そんな中、僕は前回関わったCMの
精算作業が残っていたので
CMの制作部が作業をしているイマジカへ行った。
そう、知っている人もいるかもしれないが
イマジカと言えば現像や編集など
映像に関わる殆どの仕事に関わりがある会社だ。
だから、僕は現状を
制作部にぶちまけた。
『すげー困ってるんだよ、
今日中に編集しないと・・・』
さすがに泣きそうになっていた
僕を見かねたのか
心優しい制作部のA君は、
『じゃ、僕捜して見ますよ！』
と軽く引き受けてくれた。
しかも、その場でイマジカさんと交渉し
編集の箱が空いているか、
エディターがいるかどうかなど
ガンガンに電話をしてくれた。
すげー嬉しい。
ありがとうA君。
が、努力の甲斐もなく、
イマジカでは編集箱が空いてても
エディターがいないそうで・・・
結局イマジカでの作業は諦めたのだが、
その時！
けたたましく
僕の携帯電話が鳴った。
「は、長谷くん！○○だけど、
箱見つかったから！すぐに行って！」
「らじゃー！」
ギリギリのギリギリで
なんとか編集をやらせてくれる場所があったそうだ。
捨てる神あれば、
拾う神ありだ。
と、行ってみると、
当たり前だけど、
全く別の物を編集していた。
「あの～、編集させてもらいに来た
はせ ですけど・・・」
なんか、こちらの要望とは違った感じだったが、
この際、わがままなんか言ってられない。
とにかく、残りの58秒を
ダッシュでつなぐんだ！つなぐんだ！
編集がなんとか終わり、
テープへダビングして、
イライラして待っているであろう
音効さんにバイク便を送る。
同時に、取材先への
確認用VTRの宅配便の手配。
台本のFAXなど、
駆け出しの助手みたく、
バタバタバタバタと電話しまくり、
お願いしまくり。
はっきりいって、
二度とこんな作業はしたくないよ・・・
すげー疲れた。
汗だくになって、電話しまくって、
一通り作業を終えて終了！
な、はずはない。
僕はそのまま、
編集の終わったテープを持って
明日のMAを作業するスタジオへ移動した。
編集でもMAでも、
なんでもそうだが、
大体、映像に仕事って
事前に行う仕込みみたいなことが
山のようにあるんだよね。
今回の仕事なんかは少ない方なんだけど、
助手がいない分
なんでも自分でやらないとならない。
ディレクターになって楽なんだか、
余計に辛いんだけ全くわけがわからん。
つーか、辛い。
× × × × ×
全ての作業を終えた僕は
奥さんと子供の待つ自宅へやっと帰る。
やっぱり自宅はいい。
さて、自宅に帰ってからが大変だったのだ。
なんと・・・・・言えない。
こればっかりは、言えないのだ。
ああああああ
あああぁぁぁぁぁぁ
ぁぁぁぁぁぁぁぁ
・・・・・・・・
......................
穴を捜して、一回埋めて、また掘ってから、入りたいよ・・・
でも、大丈夫だよ。
だって、僕だよ！
僕が作業しているんだよ？
いつだって、完璧さ！
