新・カチンコ日記2

根無し草男の映像日記

進まない企画書

8月8日

ずっと企画書を書いている。

いや、ずっとと言っても昨日と今日。

それ以外はずっと別の台本を書いていた。

で、来月にプレゼンのある企画書を作っている。

物はいたって真面目なVPですが、

そういった真面目な情報をいかに

見てくれる人に伝えるかってとこに

VPの面白さがあったりもする訳です。

VPって、通常のビデオと違い

視聴者が自分の意思で”見たい”と思っている場合より

”業務として見る”や”勉強として見る”といった

ある種能動的な視聴態度である場合が多く

それは、つまり、作り手でであるこちらも

そんな状況を理解して上で作らないといけない。

僕が一番避けているのは

お勉強・説教 系 の構成です。

覚えなければならない情報をどんどんと流し

こうしなければいけない口調で展開する。

いや、避けているだけで

こんな構成が必要なビデオもあるので

ダメな構成って話しではありません。

僕がいっつも気にかけている部分にあるのが

飽きないで見られるか、

飽きさせない工夫があるか、です。

基本内容がお勉強に近いものですから

テキトーな話しをするわけにもいきません。

とはいえ、必要なことだけを延々と見せられるのは

非常に疲れますし、

人間そんなに一度に覚えられません。

だから、よく、僕の台本は脱線します。

本来の話しを流用したり、

難しい話しをたとえ話に置換えたり。

案外、視聴者って脱線した方の話しを

覚えていたりするんです。

でも、脱線ばっかりしていると、

脱線した方が本線になってしまうので

ほどほどにしてきます。

まあ、つまり、VPにはVPになりの

フォーマットというか基本ラインがあるってこと。

でも、それはあくまでもベースの話し。

いつまでもベースを見せられたら

たまらないのが視聴者の立場ってとこ。

で、制作プロダクションのプロデューサーとも相談して、

「やっぱり、ウチが得意な路線っってことで」

「え?なんですか?」

「ドラマだよ、ドラマ。競合が多いしね。

 それに、通常の形なら長谷くんに振らない」

褒められているのかどうか…

ま、そんな訳である啓発を促す情報をドラマにすべく

企画書を書いている。

それがまあ、なかなか難しい…

制約の問題もあるし、出演者の問題もある、

ああ、そうなんだ、

企画書の段階ですでに

主演の承諾くらいは取っておきたいところ。

しかし、まあ、VPにすんなり出てくれる人も少なくて、

それに使用が放送1回だけどとかじゃなくて、

1年間に渡り使用するとか、永年に渡り…とか

通常のタレントさん事務所が見たら は? って

言いそうな契約だったりするのさ。

なら、タレントなんて使わずに…って思うと

結局、勝ち残るのはタレント企画だったり…

まあ、色々とありますね。

そんなことも含めて楽しいといえば楽しい。

10人、20人の人たちを前にして

プレゼンするのもかなり楽しいです。

でも、まあ、進まないんですよ。

イデアが出てこないんですね。

昨日はさくさくっと進んだんだすけども

今日は全く進みません。

ああ、仕方がない、明日にしましょうかね。

締切りはまだ先なんでね。

じゃ。