新・カチンコ日記2

根無し草男の映像日記

見えない○○。

4月13日

別に困らせようとか、

ワガママを言ってやろうとか、

そんな風になど全く思っていいないし、

考えてもいない。

僕は、単純にずっと同じことを考えていたし、

ずっと同じことを言い続けていたと思う。

ブレないように、ブレないように、

気をつけてきたつもりでもいる。

だからこそ、余計に、

この事態というか、現状に驚きおののいている。

目をパチクリさせていると言ってもいい。

そして、間に入る必要の無いはずの

APに向かってわめき散らしている。

当然、APは困っているし、

また、何も言い返せないでいる。

だから、言い続けているということではないが、

言わないと抜いた刀の収めどころが分からない。

で、ひとしきり正論と暴論を吐いて

多少ではあるけれども落ち着きを取り戻した。

整理して考えてみれば、

後ろから矢が飛んできたというか、

登ったはしごを外されたというか、

気がつけば、僕だけが騒いでいるような…

いや、そんなはずは無いんだけど、

僕は精一杯やったし、

要望にも、要求にも、無理難題にも、

誠心誠意取り組んだつもりなんです。

それもこれも、

僕が作ったビデオを見てくれるであろう

○人の人たちのためにと、

社員でも無い僕が社員のつもりになって

一生懸命に考えて作ったんです。

僕はほぼ、その一点集中というか

その一点だけを見据えて台本を書いて、

撮影をして、編集をしました。

何度もあった修正のオーダーについても、

いちいちクライアントさんと話しあって、

自分で納得できる、

納得できたらを基準に修正をしてきました。

もちろん、譲れない部分については、

互いに意見を戦わせて結論を出したつもりです。

でも、でも、でも、

だから、困惑してるんです、

どうしていいのか分からないんです。

怒っていいのか、泣いた方がいいのか、

むしろ叫んだ方がいいのかと。

出来ることと出来ないことがあります。

いや、出来ないことなんて無いんです。

出来るんです、基本的には何でも。

相手は機械ですから、

ポンッとBを押してから、

クリックしてやれば切れるんです。

簡単です、切るのは。

でも、切れたのは映像だけじゃなくて、

そこへたどり着くまでの思いだったり、

これを伝えようと思った姿勢だったり、

制作に携わった全員の思いだったりもするんです。

その可能性があるんです。

だから、そういった部分に関しては

切れない、出来ない、無理かもしれないと。

理解はしていただいていると思います。

それについては、とても幸せな状況かと思っています。

でも、でも、でも、

いや、 【うん】と言うことが大人なんだろうか?

もちろん、たかだか○○なことで

と言う話しも無くはない。

強情はどこからどこまでなのか?

とどのつまり分からない。

誰を信じて良いのか。

と、ここまでが気持ち。

で、そんな気持ちとは別に

スケジュールっていう具体的な問題もやってくる。

すぐにやってきてしまう。

伸ばし伸ばしで対応した部分、してきた部分、

これからも同様の手が使えるかと言えば

それは難しいと言わざるを得ない。

気持ちとか気分では、

とことんやってやる気も無くはないけど、

身体が二つない限りは不可能な場合もある。

つまり、これは現実問題だ。

気持ちに根ざした理想問題と、

スケジュールという現実問題。

ここ数カ月セパレートして対応できたけども、

いよいよ、それが表面化してきそうだ。

だって、僕はフリーランスだもの。

押さえてくれなきゃ、

ふらふらと飛んでいく、

根無し草だもの、

土も水も無きゃ、

飛んでいくしかないでしょう。

飛んでいけちゃうもの。

まあ、ゆっくりと考えよう。

ブレないように心がけよう。

理想に一番近い結論に近づけよう!

じゃ。