新・カチンコ日記2

根無し草男の映像日記

不穏な空気流るる。

6月24日

日付が変わろうとしてる時、

またも嫌な空気が流れ始めてきた。

一度、分かりやすい形で収まったはずなのに

ギリギリになって安っぽい話しが浮上してきている。

具体的には書けないのが辛い。

いや、いっそのこと書いてしまおうかとも思う。

が、その線は越えないでおく。

嫌なことってのは、

最後の最後まで嫌な感じになるのだな。

どうして、こんなことになったのだろう。

どこかでボタンのかけ違いがあった?

いや、掛け違えたのはかなり最初の方だ。

だから、最後の最後まで、

こうも納得の行かない出来事が乱発される。

全く別のことに力を裂くことが

苦痛だし億劫だし”やる気”そのものが、

小さく、小さくなっていく。

さて、先日書き上げたVPの台本だが、

制作会社のプロデューサーからは一発OKを貰った。

都合、そのままクライアントに提出されたはずだ。

恐らく、一週間ほどしてから

台本に対してのクライアントの意見が

まとめてやってくるだろうと思う。

で、同じクライアントで、もう一本動いていて、

全くの別班なんだけども、

そっちのディレクターもライターも

僕個人がよく知っている人で

先日、少し情報交換をしたんだけど

ああ、やっぱり、両方やりたかったなぁ…なんて。

色々あって、

なんとか一本ディレクションできるんだけど、

あんなこととか、こんなことが無ければ…

いや、無いとここにはいないとか…

結局のところ、例の事件が解決されて、

なおかつ時間という最良の薬が処方されるまで

完治することはないのだろう。

これもまた人生ってやつだろうか。

さて、息子の飼っているカブト虫が

また一匹天に召された。

これで、奥さんが島忠で買った

ちょっと大きめの虫かごには

カブト虫のメスしか残っていない。

さぞ、息子は残念に思っているのかと思えば、

今までにメスの残した 卵 がたくさんあって、

それが次の世代に繋がるのだから…と

倫理の教科書かよ!と思うほどの優等生な返答。

気持ちはカブト虫の卵にシフトしているということか…

しかし、幼虫とかって

基本的に虫嫌いなわけで、

とっても気持ち悪いのさ。

出来れば、卵なんて孵化せずに

このままずっと卵のままで…って思う。

息子には悪いけど。

だって、幼虫になると

それはそれで、大きなカゴが必要になるし、

それも一個や二個じゃないし

そうなると、幼虫を掴んで移動する手順が必要なわけで…

直接手で触るのは絶対に嫌なわけで…

間違ってゴミ箱に捨ててしまおうかしら…

あ、うそ、うそ。

つーか、息子にやらせよう。

いつの間にか虫大好きっ子だから。

今日も、死んだカブト虫を

しげしげと見つめて観察をしていたほどで、

昆虫ポケット図鑑をいつも読んでいて、

公園で見た黄色い虫に向かって

「あ!バナナ虫だ!」 

「え?バナナ虫? なんだそれ」

「え、あの虫の名前だよ」

「…本当か?勝手に名前付けてないか?」

「本当だよ。あれはバナナ虫。でも、本当の名前はヨコバイ」

「よ、ヨコバイ?」

「そう、ヨコバイ」

「ヨコバイねぇ…」

うん、知りたくないから。

じゃ!