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新・カチンコ日記2

根無し草男の映像日記

そっか…

4月18日
確か、天気予報では今日はの天気って
晴れ。しかも 快晴 じゃなかったっけ?

この真っ白な空は、口が裂けても青いとは言い難いし
雲から薄日すら差さない日差しは
遠慮なしに暗いと言わざると得ない。



「予報では11時30分から晴れると」


「よし、11時30分まで待機だ!」







もちろん、11時30分になれど
11時40分になれども太陽は顔を出さない。




「12時過ぎには太陽が出ると予報で…」

「いや、これは12時になったとしても太陽は出ないな。
 今日はコレなんだよ、進めるしかない…」



撮影部は嫌がった。とっても。
こんな薄曇の日差しで撮影しても
後処理などが大変になるだけで
何の得にもならないことを知っているからだ。
求めている映像を作り出すには、
燃える太陽が必要なわけで、
地面にクッキリと出る影がないことには…

例え、映像を電気的に晴れに見せたり出来たとしても
地面に映る影は正直に曇り空を表現している。

そんなところに目が行かない。と思われるかもしれない。
確かにその通りだ、通常なら影なんか気にも留めないだろう。

が、そんな映像に映ってしまうものだ。
狙いに強引に近づけましたっていう映像になってしまうのだ。
嘘くさいというかね、プンプンする感じ。
撮影部なら嫌がるのも当然。


でも、撮らねばならない。


ここまでで、想像も出来ぬくらい
オーバーをしているのであろう。
制作会社は一杯一杯で動いている。
1円でも切り詰めたいのに、
逆にどんどんオーバーは増えて行く。

ちょこちょこやるよりも
バサッとやっちまえ!と
プロデューサーも英断して
先日、小さい風呂敷を大きなものに変更した。
これで安心かといえば、そんなこともなくて、
広げたことで、やっとちょうどのサイズになったというか、
下手すると、ちょっと出そうな感じというか…

だから、もう、ちょっとでも出せやしない。



「太陽待ちはどう逆算しても12時が限界だ」

「…でも、暗いですよ。」



「僕は、そこをなんとかっていう立場に無いのですが、
 でも、これだけは言える、もう予備日は無い。行くしかない」

「そっか…」





つーか、この台詞を僕が言うのは間違っている。
僕だって、同じ雇われの身なのだ。

でも、こんな役回り
必ず回ってくる。


そんな俺。
損な俺。



じゃ!