新・カチンコ日記2

根無し草男の映像日記

2時だこりゃ

2月18日
今日も窓の全くない編集室で
午前中から画面とにらめっこ…

いや、厳密にはほとんど見て無い。

まあ、それはいいとして。


で、今日は近々にある第二回目の
クライアント試写に向けて
事前の代理店試写。
この方向性で進めてて良いのか?
先回りして修正しておくべき部分はどこか?
って、前向きなようで割りと後ろ向き。
まあ、それはいい。

が、まあ、多少の修正はるだろうが
そんな馬鹿みたく多くなならないだろうと考えていたので、
試写前に”何時頃帰る?”と奥さんからメールがきたから
試写が18時からで、総尺は10分。

”20時には帰る予定です”


でだ。

試写が始まったのが18時30分。
見終わったのが18時40分。
で、そこから細かな部分を再度確認して
事細かな部分までチェック。
重箱の隅をつつくようなというか
そ、そんな部分まで!と唸るほど。
いや、それだけ重要な部分なんだが

いやはや、目算を誤ってしまった。

打ち合わせが終ったのが22時過ぎで
そこからCG部と更に打ち合わせて、
編集部とも修正変更箇所を確認して、

と、時計を見ると23時。

「もう、今日は何もしないで帰ろう
 そうしないで、今から作業をすれば確実に帰れない!」

「ですね!帰りましょう!」

と、エディターの兄ちゃんが言ったんだが
言いながらも画像修正をしている。

「ほら!そのペンを置いて!Macの電源ボタン押すぞ!」

「は、はい、辞めます、辞めます」

「じゃ、明日な!」

と、振り返らずに編集室を後にしたが
きっと振り返ったら作業を始めている
兄ちゃんの背中を見るに違いない。
もうすぐゴールだ、がんばろうぜ!



と、昨日の日記とは打って変わって
色々と修正や変更や質問や相談が飛び交ったが、
ヘコむほど酷いものは無く、

そんなことなら初めっから…とは言わないでおこう。
言ってるけども。
いや、最初に分かっていたら
きっとこんなことにはならないのだ。

そもそも、僕が途中で思いついて
なんの相談もしていないプランを
いきなり試写で見せ付けたせいもある。
だって、思いついちゃったんだから仕方ない。
思いついちゃったら、やってみないと気がすまない。


いや、そうだ、ごめんなエディターの兄ちゃん。
結局、右往左往させてしまったな。
でも、また続くから。
この右往左往は。
トライアンドエラーは。

それが、やり方なんだ。


ああ、もう2時ですよ。
宿題にしてきた部分もあるので
これからiPhone用に落としてきた映像を見ながら
明日の編集プランを考えないと…










そんな編集漬けの一日でしたが
別件の連絡もあった。
初稿を提出したクライアントから
色々と修正をしたいので打ち合わせをしたいと。
こっちもこっちで忙しいので…
いつが空いてるんだ俺は?

その後には、とある監督兼プロデューサーから
なんと!TV関係の仕事!しかもドラマ!


「いや、月9とかそんなんじゃないよ」

「そんなの分かってます。」

「あー、そうか、でね…」


うーん、初めての分野かもしれない。
もちろん、出来る?と聞かれて、
出来ませんなんて答えは無い。

「僕なら、どんな案件でも受けますよ。
 僕がディレクターで良いのならですがね」

「だから、電話してるんだけど」

「ですよね。じゃ、やれます、やります」

「了解した。じゃ、後日連絡をします」

って、電話の内容は比較的に確定っぽい感じだけども
おおよそ、こういった話しは未確定の話しで
企画が持ち上がって動き出そうっていう時でも
こうしてディレクターは呼ばれることが多いのだ。
で、結局、無くなってしまうことだって少なくない。
だから、次の連絡か、もしくは企画会議に参加して
GOが出るまでは安心してはいけない。

どんどんスケジュールが重なっても
暇です!と言って仕事を入れ続けなければいけない。
全部、無くなることだって確率としては有るのだから。



って、もう仕事します。


じゃ!