新・カチンコ日記2

根無し草男の映像日記

驚愕。

3月6日
朝4時くらいにやっと
VPの台本を書き終えたので
担当プロデューサーにメールする。

数日返事は来ないだろうと思っていたのに
数時間で返事がやってきた。
多少の修正をして
クライアント提出せよ、とのこと。


なんだよ、1日くらい休ませてよ…


つーか、息子の幼稚園での
お友達が転園するとかで、
今月半ばにある修了式までに
お別れビデオを作らないとならなくなった。
先日、素材を貰ったんだが、
ファイナライズされておらず
全く読み込めなかった…
そして、今日、ファイナライズされた
8cmDVDが奥さんを通して
渡された。



こVOBファイルをWMVに変換して…
早速、素材チェックをする。


僕は今までVPやTVなどで
自分が撮影していない素材を渡されて
新しい映像を作り出すことを
何度もやってきた。
プロが撮影したものもあったし
素人や学生が撮影したものもあった。

で、今度は幼稚園児の子を持つ
ママさんカメラマンの映像である。





さて、なんというか、
VOBファイルからWMVに変換するのに
結構な時間を必要としたんだけども…

なんというか、
そんなにビットレート
上げなくても良かったなというか、
映像が綺麗、汚いの問題じゃないというか、

まあ、あれだ、
切るに切れない、使うに使えない、

そんな感じだ。


とはいえ、現役の幼稚園児のママさんである
被写体である幼稚園児たちの表情に嘘はない。
緊張もないし、かっこつけた感じもない。
まさしく素の感じが見事に切り取られている。

その点については、
どんなプロでも真似できないであろう。





とはいえ、とはいえ、だ。




どう見ても…
難しい映像である。
抽象的に言うと『起点』が無いのである。

何か、全体を牽引するような
ちょっとした閃光のような
切り口の断面というか…

ようするに
何も感じられなかった…
そうすると、編集する方としては、
とっかかりが無くなってしまって、
本当にとりとめのない物しか
作られなくなってしまう。

仕事では無いからと言って
誰が見ても手抜き工事のような代物を
数枚とはいえ第三者に渡すことは出来ない。
やるからには徹底的に。
力はだいぶ抜いて作業をするつもりだけど、
手を抜いた物は作るつもりは無い。


で、それを見かねてなのか
奥さんが

「私が撮ってこようか?」

と言い出した。
う少なくとも、
うちで使用しているカメラで
撮影した映像を見る限りでは、

とても上手なのだ。
今年の年賀状で使用した写真も
奥さんが撮影したものだし、
常々、カメラセンスは僕よりも
奥さんの方があると
奥さんからは言われている。

あえて否定はしないが。



と、そんな訳で
幼稚園ビデオは
奥さんカメラマンで
リテイクすることになった。
これで、少しは文句の言える
環境にもなったということだ。
いや、言わないし、
言うつもりも無いけどね。

でも、良い物ができる気がするよ。




いやいや、結局、
VOBの変換に時間を取られてしまい
今日、台本を直す時間が
無くなってしまったのだ。


言い訳?


いや、良い訳ですよ。


じゃ!