12月17日
だいぶ落ち着きました。
いや、TV番組の仕事が手を離れました。
で、ここ二週間を振り返ってみます。
12月8日
山梨ロケ。
始めてのカメラマンらと
撮影当日の朝に合流。
とっても乱暴なスケジュールは誰が悪い？
案の定、昼ぐらいまで、
なんとくちぐはぐな印象が拭えない。
思うような指示も出せず、消化不良に終わる。
12月9日
気を取り直しての撮影二日目。
が、とどのつまり、あまりベクトルというか
考え方なのか、好き嫌いなのか、
基本的に今回のカメラマンとは
合わないことが分かった。
でも、合わないってことが理由にはならない。
ただ、ただ精神的な疲労が強い。
唯一の救いは、ここ山梨県は第二の故郷とで
大体のロケ地について知った場所だってこと。
助けてくれ！の連絡も山梨なら
出来る相手がいると思えるだけで
気持ちが落ち着く。
技術部は車で、僕はデジタイズがあるので、
急ぎ電車で帰京する。
12月10日
午前中は休息にあてる。
働き過ぎで頭がショート寸前。
夕方に親分と打ち合わせ。
TV番組に不慣れなので、大筋の考え方や
取り組み方を伺う。
12月11日
オフライン編集。
愛媛ロケと山梨ロケ分を構成案に沿って編集を進める。
が、構成案通りに撮影なんて出来てないので、
改めて構成をやり直しながら編集する。
いつものドラマの編集とは
考え方や見せ方がまるで違うので苦労する。
特に、TVである以上、目を引く映像だったりをメインすえないとならない。
ゆっくり、じっくりなんていう映像は
極力短く短く刈り込んでいく…
結果、意味ないじゃんで、オミットする…
ううううう。
12月12日
追加取材ロケ。
都内のいくつもある場所を
ぐるぐると巡りながら撮影行脚。
倒れる寸前。
12月13日
オフライン編集。
親分担当の岩手ロケ分も編集する。
編集する度に、TV的なるものが
見えない敵のような印象になってくる。
12月14日
試写と、それに伴う修正。
やはり見えない敵はTVという考え方だったり
小さい画面の世界なのだと理解する。
しかし、戦うことは無意味。
互いの良い着地点を見つける。
これが大事だと悟る。
12月15日
追加撮影。
そもそも予定していた分と
やっぱい山梨は追加しないといけない
ってことで、の追加取材。
午前中は時代物の再現（？）VTRで
毎度の役者事務所の連中に来てもらったので
今回の撮影の中でもっとも楽しかったし、
芝居を撮影するっていう行為自体が
やっぱり自分に合うような気がする。
このピリッとした感じがたまらん。
で、問題は今日中に山梨ロケをやりつつ、
帰京したらすぐにオフライン編集。
今日の分のデジタイズは夜に上がってきて
深夜を徹してオフラインして
明日の朝に試写。
試写後、修正して、すぐに本編集。
本編集したら構成作家との打ち合わせ…
自宅に帰ったら12月17日の2時だった。
もう、完全にグロッキーバルボア。
12月21日19:00～21:00の特番
「日本の名工16選」の
愛媛県の和ろうそくと
山梨県の印伝屋を取材担当しました。
ご協力していただいた皆様には
心から感謝しております。
時間の都合で取材した全ての皆様の
ご登場とまでは至りませんでしたが、
皆様の貴重なお話しやご意見は
全体を通して反映されていると思います。
私の不慣れな取材で色々とご無礼や失礼なことがあったかもしれません。
この場を借りてお詫びいたします。
ただ、一所懸命作りましたので、
一生懸命見て下さい。
じゃ。
