1月28日
来月に撮影する予定の
ドラマVPのシナリオを書き上げる。
いつものような体裁で一度シナリオを書いたが
今回は趣向を変えて、
通常のというか、
シナリオ形式で見えるようにした。
リンクにもあるが
O'sエディターというテキストエディタで
文章を書くと
勝手にシナリオ形式に見えるように
勝手にやってくれるという代物だ。
プロのライターとかセミプロの連中なんかでは
密かなブームというか
スタンダードになりつつあるとかないとか。
気になる人は、確かめて下さい。
動作も軽くて使い易いので
きっと気に入ると思います。
でも、何日かするとライセンスを購入しないといけません。
ずっと無料なんて虫が良すぎる仕様になっています。
僕の口からは買え、買えとは言いません。
僕には一銭も入りませんから。
でも、僕は買いましたよ。
友人なのに…
いや、厳密には友人ではないかもしれないけど。
ま、いいや。
そんなエディタで今回のシナリオを仕上げ提出。
提出先にこのエディタがあるはずもないので、
一度、XPSファイルにする。
PDF見たくビューワーさえあれば
どんな条件でもレイアウトを崩さずに
書類を渡せる形式である。
が、いかんせんメジャー感が無い。
一応、ビスタマシンからは
標準で組み込まれているので、
XPで開くにはマイクロソフトのHPから
アドオン？とかなんだかインストールすればOKだ。
これでPDFより軽い感じのファイルが完成する。
だが、問題はビスタより7よりも
現状で広く一般に出回っているOSはXPだ。
ファイル形式はXPSのくせに、
XPで開くには面倒がある。
だから、確認無しに先方にXPSファイルなぞ送れない。
都合、O'sエディタからXPSファイル、
XPSからPDFファイルへと変換するはめになった。
でも、よく見れば分かるけども、
O'sエディタから直接PDFファイルにすれば解決じゃんと。
が、僕が持っているフリーソフトでは、
何度試しても直接PDFにならない。
全く受け付けないか、受け付けても文字が一部しか表示されない…
で、思いついたのがXPSだった訳さ。
O'sエディタからXPSは問題なく変換した。
で、今度はXPSからPSFに…と
同じソフトでチャレンジしたけども全くだめ。
XPSファイルをPDFに出来ない。
ネットで他のPDF化ソフトをインストールして試したけども
全然駄目というか、言語が英語のソフトだったので
使い方がいまいち分からなくて挫折…
つまり結局は
相手が絶対に持っていないことが分かっている
O'sエディタで作成したファイルと
ビスタであれば見られる保障があるが
それ以下のOSの保障の無いXPSファイル。
せっかく縦書きにシナリオスタイルにしたのに
そこに流し込む前のデータであるワードファイルの
三種類のシナリオがあり、
APの判断で、
ワードを送るという結果に…
一体なんだったのか。
でも、自分用のシナリオはシナリオ形式でプリントアウト。
なんだか、自分が書いたものでないような感じがする。
ちょっと嬉しい、恥ずかしい。
さて、そんな形の話しは置いて置いて、
そこに至るまでが大変だった。
昨日書き上げたには書き上げたが、
色々な不都合が自分の中にもあって、
それを解消するために朝からPCを開いたんだけど
その最後のツメを書くのに数時間考えた。
でも答えはなくて、
今日のところは…という感じである。
不安で、不安で仕方がない。
年始であったような、
遠まわしに面白くないという感想や
右から左に流されるようなことだと辛い。
で、今日は書き上げた後
APが会社に戻るまで待っていた。
読んで貰って、感想を貰って、
それから方針とうか、問題点というか、
何か文句があるのかを聞いておきたい。
そうしないと、自分が書いたものになど
自信というか安心というか、そんなもの持てない。
でも、結局は、
面白いですよ、難しいですけど。
という、白か黒かと言えばグレーな判定。
まあ、本人目の前にして言い辛いのかもしれないが、
どんどん言って貰わないと困る。
とはいえ、最も気にするのは
社長でありプロデューサーであるSさん。
この方の感想が最も重要で重い。
今の段階ではクライアントの意見よりも
重い感想だと考えている。
ここでの道筋が今後を決めるのだ、
ここでの失敗は最後まで響くし
ここでの成功は明日無駄になるかもしれない。
ああ、楽しい。
プロデューサーからの感想はまだ来ない。
が、すでに僕はシナリオをプリントアウトした。
大きな変更があったって構うものか！
やってやるだけさ。
と、明日はもう一本のVPのMA作業。
これで長く関わってきた一本が終わります。
でも、噂では3本組とかなんとか…
うん、後2本だ。
がんばるぞー。
いや、僕が2本抱えてて
無理であろうと発注されなかった
もう一本のVPが気になって仕方がない。
自分が関われないけども、
その成功も失敗も全てに関わってくることだからだ。
自分の失敗ならあきらめもつくが、
知り合いとはいえ、
自分でないディレクターの失敗は
引き継ぎたくないし、押し付けられたくない。
でも、考えを変えて、
それも含めて全部、
自分でひっかぶる、
かぶってやると決めつければ
後が楽になる。
つまり、失敗を引き受けるということは
成功だって引き受けることに近いからだ。
厳密には成功は
その人の物だが。
まず、失敗を引き受ける覚悟があれば
成功の恩恵に預かっても何も言われやしない。
だから、全部ひっかぶる気でいる。
気だけ…
じゃ。
