新・カチンコ日記2

根無し草男の映像日記

進まない。

3月4日
昨晩、具合の悪くなった息子を
朝一番で病院に連れて行く。

「パパとママと、どっちと病院に行きたい?」

と聞いたら

「パパと行く~」

って、こっちは
おめーさんから娘に
感染を広げないためにと
(もう遅いかもしれないが)
居間で寝かしたツケで
床で寝て体中痛えーし
眠いんだよ!と考えていたが、
ご指名とあらば仕方がない。

受付時間の15分前に病院に到着。

すでに朝方には
熱は下がり、回復の兆しが
見えていたんだが、
念のためでもあるし、
先日の娘の一件もある。
病院では、これも念のためにと
インフルエンザ検査もしたが陰性。

つまり、なんだかんだと一番厄介な
『普通の風邪』である様子。

が、一番厄介なのは
普通の風邪じゃなかった。
幼稚園は休んだが
回復して元気を取り戻した
走り回る息子である。
治ったからと言って
すぐに外に出すわけにもいかないし。
当初の予定では
幼稚園に息子が行っている間
奥さんと娘はママ友達と
お出かけするはずだったものだから、
俺は、自宅でVPの台本を書こうとしていた。

が、風邪で息子は休むし
そのために奥さんは
友達との予定をキャンセルした。

都合、二人の暴れん坊が
家中を走り回っている。
別部屋で仕事を始めようとしても
5分おきに様子を見に来る。
ちょくちょく、玩具が壊れただの、
見たいビデオをセットしてくれだの、
お茶が無いから入れてくれだのと
かなり頻繁に訪れてくれる。

奥さんが

「許可無くその部屋に入っちゃダメ!」

と言ってもまるで効果なし。
家でパソコンを打つ姿は
仕事をしている姿に見えないようだ。
何故か、PCの画面を確かめて
ふーん的な表情をされ、
仕事?これ仕事?って言われる。

結局、数ページ書いただけで
今日のところは諦めた。
やはり子どもがいる時間帯での
自宅での仕事は不可能に近い。
プリントアウトや並べ替え的な作業であれば
なんの問題も無いのだが、
考えて搾り出して打つのが必要な場合には
不可能・無理である。



一時、ひらめいて、
カタカタと打ち続けていると
周りの騒音が聞こえなくなってくるが、
そこまで集中する前に、
ソファーやら、ジムからガンッと落ちた音や
トイレでうんちして『うんちしたー!』と叫ぶ声。
娘が見たいビデオを
見たい見たいと泣き喚く声。

俺には無理。
夜になって
再び、息子は熱を出した。
今度は38度5分だ。
さすがに真っ赤な顔してる。


やっぱり無理。


まあ、しかし、締め切りには
若干余裕がある。
そのようにスケジュールを組んだ俺も偉い。
少なくとも後3日の間に
書き上げれば良いのだ。


それに、担当プロデューサーも
東京を離れており
メールを確認するのにも
数日かかると予想される。



何稿まで書くかは分からないけども、
今月いっぱいで完成稿に仕上げれば
目標スケジュールよりも早い計算にもなる。
それくらい余裕を作った。

その余裕を今、
使ってしまうことには抵抗はあるが、
そうなってしまっても仕方がないであろう。
後半で寝なければ良いのだ。
寝ないで作業すれば良いのだ。
それは、この段階では
まだ、僕だけの問題であるのだから。






さて、そんな少し余裕のある
スケジュールを組んだVPであるが、
何度か書いた通りに
全編をドラマで製作する。
しかし、ドラマといっても
全くのフィクションでなく
若干の事例をもとに創作する。

担当プロデューサー的には
ドキュメンタリードラマと言っている。

多分、造語だと思う。

しかし、そんな言葉を
意識して書くつもりは毛頭無い。
ただ、今回も書きたいことを書き、
やりたいことをやれれば良いなと思う。
どうせ作るなら面白いものを作りたいしね。

先日の打ち合わせで聞いた話だと
このVPを見る社員の数は
推定で○万人だと言うことだ。

これって、結構な数字なんだよね。
ちょっとびっくりした。


で、嬉しい事実。










もちろん、
ここでそのVPのタイトルや
企業名は書けないし
見ることも出来ません。
その会社の社員さんでなければ。

見たければ入社してください。
って、どこの会社だけも書けませんが…