新・カチンコ日記2

根無し草男の映像日記

知らぬが仏。

2月6日
映画プロデューサーと打ち合わせ。
色々話しをするうちに
もしかすると、これはいけるんじゃないか
という錯覚にも似た思い半分と、
長い長い断末魔の叫びなのかもしれない
と思う気持ちも半分。

何か事態があらぬ方向へ進んでいるような気もする。

が、明後日の方向へ進んでいようが、
遠回りしていようが、
最終的な目的地に行けば良いことだ。
それが、どんな方法であれ、
どんなに面倒なことであれだ。


僕は、先日の電話で
『GOサイン延期』の言葉を
電話じゃ言いにくいし申し訳ないから
”延期”なんて言葉を
使ってみた的なことだと考えてもいた。
が、しかし、
どうも、今日の話しでは雲行きが
ちょっと違うようだった。


越えなければならない障害は
いくつかあるが、
越えられない障害でもなさそうな感じだ。
ただ、人の、思惑や思想までは分からないが…




そんな訳で
僕の目の前に開かれたドアは
まだ、閉まってはいないことがわかった。

ただ、このドアを開けるには
鍵が違うようなのだ。


だから、鍵を作らねばならない。


来週までに…





目標は11月のクランクインだと
散々、ここで書いてきているが、
それをあえて繰り上げる。


6月準備開始だ!






なんだか気弱になっているんだが、

頼む、応援してくれ!

どんな話しかも書いてないから
訳が分からないだろうけども、

応援よろしくお願いします。












息子の誕生日が近い。
カレンダーに×印をつけているので
毎日、指折り数えて誕生日を待っている。

今、思えば、
何ゆえにあれほど誕生日を
待ち焦がれたのだろうか?
単にプレゼントが目的だったのだろうか?
息子を見ていると、
プレゼントもあるけども
どうも、誕生日に何かとってもときめくような出来事?
いや、何かが変わるように思っている様子だ。

大人になれば、
誕生日を迎えたからといって
何が変わるわけでもないと思うだろう。
が、今、目の前ですやすや寝ている息子は
一つ年齢を重ねることが
嬉しくて堪らないのだ。
それは恐らく成長の証だし、
自分が大人に、お兄ちゃんに近づいた
記念すべき日なのだ。


「誕生日のプレゼントは何が欲しいんだ?」

「トーマスの水入れて、湯気が出るやつ!」

「は?今更?こないだまで
 ゲキレンジャーと言っていたじゃないか
 つーか、もうすぐゴーオンジャーだけどもさ…」

「うん、でもね、トーマスがいいの…」



なんと、現在TV放送が無いトーマスとは…
確かに、スーパー戦隊を見せる前までは
寝ても覚めてもトーマスだったんだが、
コロッと戦隊物に変わり、
そのまま次の戦隊物に行くとばかり思っていたが…




いや、その方が安いし
親としてはありがたいんだけどさ…


だしぬけに、

「ねえ、○○くん、誕生日のプレゼントで
 欲しい物が変わったんだって」


奥さんが帰宅するなり言った。

「え?トーマスじゃないの?」

「○○くん、パパに聞いてごらん?」

「…○○くんねー、あのねー、」

「うん、なんだ、何が欲しいんだ?」



「自転車が欲しい!」



「え?じ、自転車?」




どうも、奥さんがPCをやっている時に
ちょっと覗いていたら、
子どもが乗っていた自転車の写真を見つけたらしい。


それも、ハーレーダビットソン社の…


「あのねー、火がねー、
 ごーってなってるのがいいの、
 ゲキレンジャーみたいだし」

『ああ、確かに、
 ハーレーの自転車は炎が
     ゴーってなっているよ。』




だいぶ前にトイザラスで見たけど、
かなりかっこいい自転車であることは間違いない。



「わかった。ハーレーの自転車だな」

「そう、アーレーの自転車」

「ハーレーだ」

「アーレー」

「そんな、悪代官に着物を脱がされるような名前じゃない!」

「じゃあ、トーマスの絵が描いてあるやつがいい」

「ダメだ!ハーレーにしなさい!
 ハーレーの自転車じゃなければパパは買わないから」

「えー、じゃー、アーレーの自転車!」

「ハーレーって言えないと買ってあげない」

「ハー!レー!の自転車!」

「言えたな。よし、ハーレーダビットソンは?」

「えー」

「まあ、いい。」







で、ネットで値段を調べて驚愕。




吐いたツバ飲みたいんですけど…







言ってしまった言葉は帰らない。
書いてしまった目標もいじらない。



ただ、時は進む。



じゃ!