新・カチンコ日記2

根無し草男の映像日記

たまるか!

11月12日
ソフトバンクモバイル
予約が開始されたという
シャア専用携帯が微妙に欲しい。
一括で購入すると
10万円を超えるそうだ。

とても買えやしねー。

さて、70年代生まれの男子にとって
ガンダムファミコン
そして高橋名人
確実に脳みその半分を
占めていた時期があった。

と思われる。
僕の独断と偏見だが。

話しを戻す。
つまり、”専用”という言葉には
図らずも胸をときめかせてしまうのだ。
専用とは、
そのモノ以外の使用を禁じた
特別なモノ。
俺専用なら、
俺以外使ってはならないのだ。

素晴らしいじゃないか。

ああ、俺専用・・・


さて、さて、
企画書の作成も大詰めが近い。
今週中に締め切りがあるのだ。
つまり、後、数日の内には
ビシッとした企画書を
作り上げなければならない。

ほぼ毎日のように
喫茶ルノアールでカタカタと
企画書を書いていたのだが、
大詰めが近くなると
やはり、一人の戦い
辛くなってくる。

現在、発注先の会社で
企画書作りを進めているのだが
やはり会社である。

会社とは仕事をするために
存在する場所であり
仕事をする場を
提供してくれる場所である。

”サービスのお茶でございます”と言って
お茶を入れてくれることは無いが
気になる動きをする客や
トイレに立つ時に貴重品を持参するとか
たまにやってくる友人の姿に
視線を奪われることもない。
つまり、快適に仕事ができる。

ただ、問題は
あくまでも、
ここに僕は所属していない。
そのつもりもない。

だから、部外者でしか有り得ない。
ここに”俺専用”
椅子も机も存在しない。
誰かの椅子と机を借りている。
いや、ルノアールだって
俺専用ではない。

どこに行っても
俺専用は存在しない。

フリーランスである以上
どこの会社に行っても居場所なんてない。

でも、それが良いのだ。



そう、だから、
シャア専用携帯もいらない。
これは、俺専用じゃない
シャア専用なのだ。
シャアが使うべき携帯なのだ。

と、欲求を抑えてみる。


こうなったら
俺専用企画書に
作り変えてやる!




欲求になんか
負けてたまるか!



× × × × ×

とある会社に営業に行く。
過去に散々っぱら仕事をした会社だ。
いや、正確には一緒に仕事をした方々が
新しく立ち上げた会社だ。

ちょうど、その会社が立ち上がった頃、
僕の一年は
CMの仕事量が
VPの仕事量を
凌駕するようになっていた。

そのまま、新体制下での
仕事は受注できないまま数年が経ち…




割りと八方塞がった僕は
起死回生の一手を探すつもりで
作品集を持ち出かけたのだ。

繋がってくれ。

仕事に、

何かに。


しかし、今日改めて思ったんだが、
作品集を褒められても
たいして嬉しくないのが分かった。
それよりも、新規で仕事を頂いて、
その仕事で成果を残し褒められた方が
なんぼか良い。

作品集は自己紹介と同じだ。
自己紹介を褒められても
しょうがない。
作品集は名刺だ。
名刺を褒められても
しょうがない。

作品集はPOPと同じだ。
売り物は自分。
売れなきゃ、売れ残り、腐る。


腐ってたまるか。


じゃ!