新・カチンコ日記2

根無し草男の映像日記

長谷家の奇跡

8月12日
昨日の朝から撮影に行き
帰宅が今日の朝6時30分。
ほぼ24時間起きっぱなしで仕事でした。

昨日、出発予定の子供たちは
もちろん帰宅したら居なくて…

なんだか自宅が閑散とした感じ。

子供がいないだけで
こうも自宅の印象が違うのかと思う。
そもそも、空気感が全く違くて
どんよりとしているというか
空気に躍動感が無い。
やはり、子供がいるだけで
その部屋の空気の流れは
子供にあわせ躍動しているのだろう。
一人暮らしをしていた際に感じた
部屋の隅っこがどんよりしたような…


子供が起きている時間に帰ると息子が

「ただいまー!」

と逆のこと言ったりしながら出迎えてくれて
娘が

「あー」

と俺の顔を見て笑顔を見せてくれる。
普段、自宅にいると
大して気にならなかった子供の
表情や態度が新鮮に感じられ
ずっと自宅にいるよりも
子供に対して優しくできる気がするものだ。

勝手なものだが
居ればうるさいなぁーと思うし
居なければ寂しいなぁーと思う。


さて、すでに夕方になってしまったが
これから締め切りが近い企画案と
撮影が近いCMのエキストラプランを
練らなければならない。
せっかく?子供たちがいないので
自宅でPC作業を心置きなくできる。

とはいえ、今日(昨日)の撮影は
なかなかしんどかった。
撮影しなければならないカット数も多いうえに
カットごとの移動も多くて
それもデイシーンとナイターもあって
分量的にCM2本分の計算であった。
特にナイターになってからが大変で
夜は幾分涼しくなったとはいえ
撮影の人口密度もあいまって
暑いことこのうえない。
分量が多い、暑いだけでなく
現場が狭いという敵も今回は存在し
少し動くにも何かしらに
ぶつかるような現場で
夜が深くなると共にぴりぴりとしてくる。

まあ、しかし、この仕事は
どんなに辛くても、なんだかんだ言って楽しい。
知っているスタッフばかりであったのもあったが
常に驚きと発見があり新鮮なのだ。
毎日、毎回、全く違う状況と人間があり
常に成功と失敗が連続する。
笑ったり、怒ったり感情も浮き沈みし
撮影が終了する瞬間まで気が抜けない。
気が付くと、空が青くなりつつあり

”ああ、ナイターはもう撮れないなぁ”

と安堵にも取れるため息が出る。
この仕事は助っ人枠参戦だったので
それほど大きな責任は負ってなかったが
いくつかの反省点もあり
また、一つ勉強になりました。
踏まえて、今日はありがとうMさん。
助けになったかどーかはわからないが
楽しい撮影と勉強できたことを
お礼致します。

また、現場で!



”長谷家の奇跡”
長谷家の奇跡と呼ばれた
姪っ子が来年、
ママになると報告のメールがきた。
嬉しいさと、驚きとが入り混じった感じ。
姪っ子とは14歳ほど離れており
あの、赤ちゃんが、赤ちゃんを産むのかと
すでにおっさん回路が働いているのだと思うが
人間ってすごいなーと感心する。
そんなことを思っていると
すぐに自分の息子や娘が
パパやママになってしまうかもしれないね。

とにかく、長谷家の奇跡が
新たな奇跡を生むことを
心から願います。

あ、つーか、姪っ子は
もう長谷じゃねーんだった。

もう一人いる
甥っ子に期待するか。


え?うちの息子と娘?
俺の子供ってだけで
奇跡に近いよ。

じゃ!