3月6日
本編を編集中の監督から
制作部を通して連絡があった。
追加撮影をしたい。
編集をしていると
どうしても、あー撮っておけば良かった
こー撮っておけば良かったと思うもの。
しかし、それを叶える時間や予算がない
そんなことが日常茶飯事である。
だが、今回、追加撮影をしたいというカットは
いわゆる小物撮り。物撮りだ。
俳優部がからんでどーだという話しではない。
いや、そう思ったとしても
追撮したいと監督は言わないだろう。
できない範囲ではないからこそ出た
『追撮指令』である。
撮影場所は照明機材会社の倉庫の一角。
だから、ライトは使い放題？だ。
カメラの方も通常は
また機材屋さんから借りてということになるが、
カメラマンのＳ水さんは
なんと自前の35ミリカメラを持っている！
つまり、無料！
フィルムも残フィルムが
数百フィート余っており・・・
追加予算になるとすれば
現像代くらい？かもしれない。
そんなわけで
またもメインスタッフが集合する。
とはいえ、照明助手さんはおらず技師さんだけ。
撮影部もＳ水さんとチーフ、サードの二人だけ。
演出部は俺とＭ木、
って、Ｍ木は制作部なのか、演出部なのか？
まあ、いい。
なんだか、懐かしい話しもしつつ
やんわりと撮影準備をする。
現状編集された映像をＰＣで見ながら
追加で入れるカット見て
つながりを合わせて作っていく・・・
これが本当のクランクアップなのだろうか？
もう、そんなことはどーでもいい。
僕の気持ちはすでに
本編から予告編に向いているのだから。
じゃ！
