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新・カチンコ日記2

根無し草男の映像日記

幸か不幸か・・・

映「日本の自転車泥棒 JAN」第2部&第3部撮影日記

この日記は撮影時の香盤表を元に

薄れゆく記憶が消えないうちに

思い出しながら書き上げたものです。

一部、実際と違う部分や記憶違いなどが

ある場合もあります

日本の自転車泥棒 JAN」 第2部撮影日記

始めに、何故、第2部か?

それは昨年末の異常に全国で大雪が降ったあの時期

この映画の第1部撮影は始まっていたからである。

しかし、僕はその大雪の第1部に参加していないため

あえて区別するために今回の撮影を第2部とした。

1月22日(日)14:00 渋谷

出発時間からも分かる通り

俺たちはモロに雪の影響を受けた。

昨晩、雪の影響を避けるためには

どんな方策があるかの打ち合わせを撮影中にした。

22日は50人以上のエキストラや

この日のために用意した様々な用具があった。

中止と言うのは簡単だが

その裏ではっきりと簡単でない問題が横たわっているのだ。

その判断は早めにしないとならない・・・

そして出した結論は

雪の影響を受ける山中での撮影は中止。

撮れるものだけ撮っていこう!だ。

昨日の撮影が夜遅めになることから

元々今日の香盤は出発時間が遅めに設定されていたし

夕方から箱物撮影を組んで

この酷い撮影スケジュールの中で

唯一のオアシス的な香盤を作っていた。

しかし、オアシスを予定していたが

半休なんかは予定してなかった。

まあ、天気に文句を言ってもしょうがないのは

毎度のことではある。

夕方、相模湖畔にあるラブホテルに入る。

いや、個人的にじゃないよ!

撮影でだ。

そこで見たスタッフの顔は

ほんの少しだけれども疲れが取れ

心なしか足取りも軽い。

『幸か不幸か、今日でスタッフを慰労できたようだ』

全体のスケジュールからは不幸だが

スタッフの体力的な面からすれば

幸運だったのかもしれない。

いや、そう思っていないとやってられん。

ラブホテル内撮影。

箱物撮影の常であるがものすごく狭い。

ここも例によって現場に入るスペースが全くない。

サード岩崎はカチンコを打たねばならず

この狭い現場をうろちょろしているんだが

俺はどうあがいても現場から押し出されてしまい・・・

なかなか現場の中央に行くことができない。

大外から声をかけて現場の状況把握に努める。

「岩崎、どう?状況は?」

「もう一回です」

「そうか、問題は?」

「ないっす」

そう、岩崎はシーバーで返してくるが

外から見ると、

どうも何かに手間取っているようにしか見えない。

しかし、それが何かが全くわからない。

ラブホテルに行ったことにある方は

お分かりかと思うが

部屋のど真ん中にでかいベットがあって

そのベットが部屋のほぼ全てを占領している。

もう、カメラの入る場所は玄関あたりか

ベットの隙間のちょっとした部分だけ。

俺のようなちょっと太めの助監督チーフなんかは

入る余地が無い。

しかも、雑音の問題でドアは閉められるし

中の様子すらわからない。

岩崎からのシーバーでしか見えてこない。

なんだが、辛いんだか、楽なんだか・・・

で、こういう時を使って明日の段取りを考える。

明日は今回の撮影の山場。

移動につぐ移動、移動しながらも撮影という

カメラカーに乗りっぱデイなのであるから・・・

本日撮影したシーン

28 29 30