新・カチンコ日記2

根無し草男の映像日記

南国前夜

6月5日
海外ロケで暫く更新できません。
本当は昨日でお休みしようと思ったのですが
ブログペットがなにやら
ヘンテコな日記を書いたもんだから・・・
それが数日トップページってのも
なかなか気分が宜しくないので。
なんか書くことにします。

×  ×  ×  ×  ×  ×  ×

業界内の方のHPを色々見ていました。
特に、学生や未経験の子たちへの
印象の部分に注目しました。

おおよその意見として
『  せっかく先輩というか先人と一緒に
  仕事しているもしくは飲んでいるのに
  学生たちときたら誰も寄ってきやしない。
  俺だったら真っ先に寄って
  質問攻めにしちゃうけどなぁ・・・
  積極的じゃないというか
  勢いが無いよ・・・             』

多少、尾ひれ背ひれつけてますが
大まかにはこんな感じのご意見でした。
これらの意見に異を唱えるつもりはありません。
僕も同じような意見だからです。

さて、何故、ここに注目したかというと
考えたんです。
俺が学生の頃って?と。
質問攻めになんかした?
いや、してないよと。
どうしてだろう・・・か
業界のことが知りたくなかったか?
いや、知りたかった
ものすごく知りたかった。
でも、自分から聞きに言ったり
質問しに走ったりなんか全くしなかった。
10年以上前の話しだが
今と全く変わっちゃいないんだ。

”最近の若いもんはよぉ”

ではなく、若いもんってのは
おおよそ同じような状況というか考えというか
似たりよったりなのではないか?
俺が若い時は・・・なーんて言う人もいるだろうが
恐らく、その人だって同じようなことを考えてもいただろう
ただ、少し行動が違っただけかもしれない。
また、時代によっておかれた環境も状況も違うしね。
そんなたった一人のマイナーケースを参考にしたって
なんの学にもなりゃしない。
レアケースはレアケースなんだから。
ラッキーケースでも可。

しかし、思いとして
”若い奴”はたるんでるとか
そのような意見に統一されているだけだ。

多分恐らく、若いって同じことなんだと思う。
若いってつまりは未経験か経験不足ってことだしね。

さて、自分のことを思い浮かべてみた。
俺は何故、業界の方と一緒に居た際
質問はおろか話すことすらしようとしなかったのだろうか?

それは、ちょっと怖いイメージがあったからだと思う。
人間が怖いとか、そういうんじゃなくて
多分、大人が持っている、社会人が持っている、
”背景にある現実社会”が怖かったのではないだろうか。
学生という庇護された環境下の中で
”映画という現実社会”は憧れでもあったが
同時に”怖かった”のだろう。
何か間違ったことを言ったら
怒られるんじゃないかとも思ったし。

今となっては、学生なんだから間違ってもなんでもいいから
質問でもなんでもしてきやがれ!と思うんだけど
それは立場が違えば見える角度も違うってもんで
難しいことには違いないのだ。

と、自分の中で結論が出た

何がなんでも業界に入ってやると思っていても
”怖い”もんは”怖い”ってことだ。
しょうがねーよな、って。

で、本当の僕の結論。
”怖い”のを振り切って質問してこい

でも、間違ったら烈火のごとく怒るから。
え?学生は間違ってもなんでも質問しろって?
それは別の方の意見。
俺は違う。
間違いは間違い。
駄目なものは駄目。
腹が立ったら怒る。
それも猛烈に。

それが”現実社会”ってもんだ。

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