3月14日
終わらない仕事はない。
今日であるイベント絡みの仕事が全て終了した。
ＣＭやらＶＰやらＤＶＤやらと８本近くあったが
それも全て今日で決着だ。
何回徹夜して、何回が完徹だったのだろうか？
もはや知る由も無い。
ただ明日からサイエンスチャンネルの仕上げ週間が始まるだけだ。
この仕上げ週間を乗り切ると
サイエンスチャンネルも全て終了と相成る。
これもまた長かった…
昨年の10月からだろうか？
本当長かった。
さて、つまりはレギュラーの仕事が無くなるという事態になる。
俺の本望である
「根無し草」
に戻るわけで、
また、宛の無く孤独で辛い闘いが待っているのだ。
友達なんかいなくとも闘えるさ…
たった一人の闘いでも切り抜けられるさ…
エキストラが500人でも1000人でも仕切ってみせるさ…
やりたい事を仕事にしているとか
やりたい事が仕事になっているとか言われるけど
やりたくない事を「やりたい事」に変えて行くのが
大人ってやつじゃないかなと思う。
「嫌だ嫌だ」と叫んでも「結果」は残す。
残したい。
× × × × ×
やたらと腹が減っているので食い物の事を書く。
最近話題にならないが、俺は”牛丼”が好きだ。
それも吉野家でなければ駄目だ。
他にも様々な店があるが
”吉牛”が好きだ。
だから最近牛丼を食べていない。
卵をかけて食いたい。
紅生姜だって山ほど入れないと駄目だ。
七味唐辛子もガツガツかけないと嫌だ。
まず、牛丼が目の前に出たとする。
おっと、その前に既に出されている生卵を
力強くそしてなめらかに解いておかないとならないぞ。
さて、ホカホカの牛丼が出されたら
テーブルにある紅生姜をケースごと取る。
つまんだだけだとテーブルに赤い汁が垂れて汚いからだ。
ケースごと取ったら、おもむろに一つまみ載せる。
もちろんそれだけでは足りないのだが、
一つまみ載せたら紅生姜を混ぜるようにして丼の真ん中に穴を開ける。
そう！そこに解いた卵を入れるからだ！
これが”卵ポケット”だ！
よし、穴が開いたら卵をドンッ！
いいぞぅ、旨そうだ。
そしたら更に倍で紅生姜をバキュン！と載せやがれ！
よーし、まだ食べるなよ。
最後の仕上げに入るぜ。
なにごとも仕上げが最も重要だからな。
仕上げは七味唐辛子をバッバッバッバッとかける。
真っ赤になるまでかけるんだ。
だいたい置いてある七味唐辛子は
気が抜けているというか、あんまり辛くないので
大量にかけるんだ、かけるんだ、かけるんだ！
うす！もうじきだ。
もうじき食べられる。
ゆっくりと箸を卵ポケットから外側に向け、
卵と牛丼の汁を吸った最高の飯を
牛と紅生姜と七味唐辛子ごとすくい上げる、
いや、救い上げる！
そして、大きく開けた口へ放り込め！
口の中で牛丼のタレの染み込んだ飯が
生卵というクリーミーな液体に包み込まれながも
紅生姜と七味唐辛子の辛く切ないピリピリ感が
舌全体を至福で包み込む。
ああ、幸福だ…
万歳！吉牛万歳！万歳吉牛！
復活なれ牛丼！
再び吉牛を我が口に！
× × × × ×
先日、瀬木さんからあの名作スペシャルＴＶドラマ
「LOVE ASIA 花びらの舞う海へ」
のＤＶＤ盤を渡される。
撮影した内容もストーリーも全て知っているのに
渡されたその瞬間から早く見たい欲求が生まれる希有な作品だ。
ＴＶ放送時より約20分程長い90分になっている。
「ああ、素晴らしい」
インドネシアはロンボク島やフローレス島の
あまりにも美しい海に癒される。
「あ！このカットは！復活か！」
いやぁ、癒された癒された。
え？もっと詳しく教えろ？
うーん、買おうぜ！
じゃ！
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2005年ベルリン映画祭キンダーフィルム部門出品作品
映画「千年火」撮影日記はこちら
2005年2月12日渋谷UPLINK X
2005年2月24日ゆうばりファンタスティック映画祭オープニングナイト作品
映画「最後の晩餐」撮影日記はこちら
2004年2月28日放送/2005年2月23日DVD発売作品
TVドラマ「LOVE ASIA 花びらの舞う海へ」撮影日記はこちら
TNC掲載バージョンはリンクからいけます。
撮影における専門用語（香盤表とかエフェクトとか）の解説はここ
※注：独断的は判断もあり。
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