新・カチンコ日記2

根無し草男の映像日記

13 衣小合わせ、本読み、打ち合わせ…

2014年12月1日から2日
今日は映画の衣小合わせと本読み…

つーか、完全な情報解禁は
来年1月から2月になるそうです。
ごめんなさい。

全然期待なんてしてないかもしれないけど
届くところには届くようなキャスティングかもしれません。
へたすると沢山の注目を集めるかも…
なんて期待と不安を持っています。

さて、そんな僕が監督する映画ですが
今日は、朝から衣小合わせ、
その後、 本読み、さらに衣小合わせを行いました。

で、衣小合わせの方はすでに
先日キャストの方と一緒に購入に走ったので
あれこれと考えるというよりも確認作業という感じでした。
むしろ、ヘアメイクの方向性など細かいことを
スタッフがいる前で詰めました。

僕が何かを言う度に
どこかでメモをする音が聞こえたりします。
予算があるとは言えない作品でもあるため
色々と胸が痛くなる音でもあります。
でも、やらねばなりません。

ほぼ全てのキャストが揃っての本読み。
まあ、顔合わせに近い、行事に近い感じです。
俳優部の方も、まだ、何も演出的なことを聞いていないうちから
読まされる訳ですから
ところどころ探りながらの読み合わせです。

僕としても、ルールとして
本読みでの芝居について、
何も言わないことを前提にしてますから
本読みが終わって

「監督、何か一言」

と言われても、何も言うことはありません。
後は、撮影現場で修正というか演出していきますので
色々とよろしくね。って感じです。

で、まあ、撮影稿(決定稿)は
最終的には8稿まで書きましたが
最初から最後まで、こうして俳優部が読み合わせてくれると
色々と思うこともあります。


あれ?もしかして、この映画、結構面白いじゃん?とか(笑)


WSにずっと参加しれくれた俳優部のおじさんからは

「最後の最後に泣いてしまいました。」

と、褒められているのかどうかわかりませんが
そんな感想を聞かされました。
理由はどうあれ、良い感想なんだと勝手に解釈します。
ありがとうございます。


いえ、実はね、僕自身もところどころで泣いてました。


うん、内容についてではなくてね、
ちょっと嬉しくてね。
最初で最後にするつもりは毛頭ないけれども
最初で最後の可能性はあるかもしれない訳で
この瞬間を楽しみたいというかね。

やっぱり、一つの映画に対して
これだけの人間が集まって、動いている、
その中心にこの台本があって…と思うと
一人、だくだくと泣いてしまう訳ですよ。


何年か前に初めて35ミリフィルムでCMを撮影した時も
人知れず感動してましたし。


人知れず泣いてしまうっていう自分が好きなんでしょうね。


ああ、自分でそう書いておかないと
かっこ悪くて仕方ないので。



で、そういう自分が好きっていう話からすると
もっと、もっと好きなのは「忙しい俺」です。


今日は、本読みの後、さらに衣小合わせをし
そのまま別件スタッフに制作会社まで連行・拉致され
CG打ち合わせを行いました。
さらに、昨日まで撮影していた素材を渡されて…

こ、これを、い、いつまでに編集しないといけないのでしょうか?
って感じです。
ええ、答えは早急に、です。


で、実は、これだけじゃなくて、
今日の映画の衣小合わせの裏で
遠く、新宿の方でも衣小合わせがあり
実は、そちらも僕が監督であったりします。
全く参加できないのだけれども、
次々と衣装の写真メールが送られてきます。
そして、両方の衣小合わせが終わり
さらにCG打ち合わせも終わったころ
一息つく前に今日の朝きたメールを開きます。


「監修者からのバックを返します。よろしくお願いします」



そうです、先日まで進めていたVP作品の台本に
監修者からの修正指示があったのです。


「メール確認しました。で、この台本修正っていつまでだっけ?」
「先日、監督は、2日には出すと…」
「え?」
「え?」



こういう時に優先順位を間違えると大変なことになる。

で、

1 VP-Bの台本修正
2 VP-Aの素材編集
とし、予定通り、1日の深夜に台本修正を仕上げ
その日中に編集作業に入り、ワンシーンつないだところで就寝。


2日は朝8時から作業開始。



で、今(9:40)休憩中に日記をしたためています。



12月2日の1日は
まるまる編集作業をする予定です。
ある方向には、「今日は電話するなよ!」と言ってあります。

ですから静かに編集できるでしょう。きっと。





忙しすぎて楽しいです。

体もすこぶる好調です。
腰だけが痛いですけど。


じゃ。