新・カチンコ日記2

根無し草男の映像日記

確実になるのだ。

2月8日
美術部との打ち合わせ。

正直美術部との打ち合わせ経験は少ない。
予算の多くないビデオでは
まず真っ先に出費を押さえられる部門でもあるからだ。

で、結果的に僕が担当した
これまでのビデオで美術部が参加してくれたものは
数本しか存在しない。

では、美術的な物や事はだれがやるのか?
やってきたのか、やったのか?


これば場合によって違う。
助監督であったり、制作部であったり、
当然僕もできるものについては
手を出すし口を出す。


また、当然ながら
僕が書く台本の段階で
あまり美術的な要素が増えないように
苦心して書かなければならない。
苦心の具体例で言えば、

世の中に無いような、
作らないと無いような作り物、

何も無いスタジオにセットを組むような
美術大道具の必要なこと。
まあ、例えば宇宙船の中とか
ロケセットでも借りられないような場所とか。

あとは、飾りといって装飾関連。
レンタルできるスタジオには
自宅風なものやオフィス風なものも多くある。
が、いかんせん、簡素であったりして
いわゆる生活感が薄い。
また、こちらの設定、
例えば人物の性別や性格に
合わない装飾物であることがほとんど。
そうなると、装飾部に来ていただいて、
室内を飾り付けるんだけども…

まあ、予算の多くないビデオだと
いくらそこがメインの室内だっとしても…



しかし、今回は美術部がいる!



ものがCMという点もあるし
作り物があるという点もある。


映画的、ドラマ的な美術ではないが
いるといないでは安心感が違う。

より撮影現場のイメージが
現実になる、確実になるのだ!





じゃ。